苦しい戦いだった。
苦しいのは主に僕なんだけど。
ついに敵の大将を討ち取ったのだ。これでこの戦争も集結に向かうだろう。
「倉庫連れてくぞ」
ドラゴンはピーチの左足を掴んで引きずりだした。
「や、いやんっ。放してっ!」
放心していたピーチはあられもなくめくり上がっていたスカートをサッと戻した。僕とバードがすかさず駆けつけてピーチの両腕を片方ずつ掴む。
「放せっ!このおっ」
「今までいたぶってくれたお礼はしっかりさせてもらうよ!」
僕はいつになく興奮していた。
ピーチは仰向けでバンザイする格好で、ドラゴンが勢いよく引きずっていくもんだから必然的にピーチの黒いパンツが露出する。
「おほっおほほっ」
白鳩が嬉々としてカメラを構えてピーチの股間のあたりを激写しまくっていた。
「そいつらも連れてこい。スイカは戦死の証拠だけ撮影して帰らせろっ」
イーグルは笑みを浮かべることなくみんなに指示していた。どんなに有利になっても隙を見せないんだ。
白鳩は言われてスイカの元へ向かう。副級長の癖にまったく動けない奴だな。
男子軍の作戦では、女子の戦死写真を撮りつつも女子軍には捕虜だと嘘を通告するのだ。交渉の材料とするためにね。絶対的に優勢になった今でもそれは変わらない。
「なすびとびわも帰っていいぞ」
はじめに連れてきた捕虜二人も既に戦死写真を撮られてる。
今からスイカとメロン、ブルーベリーのパンモロ写真も頂くから、現在女子軍の6人を葬ったことになる。女子軍の認識では殺られたのはピーチだけで他の5人は捕虜だと思っているはずだ。
体育館倉庫を開けて見張りの皇帝ペンギン以外、全員で中に入る。
小窓から採光しているだけの薄暗い空間だ。得点ボードや跳び箱、大縄跳びにフラフープ、マットにバスケットボール。平均台もある。備え付けられたライトを点灯させると暗がりの中にオレンジ色の光が揺れ動いた。
「よし、手っ取り早く済ませんるぞ。まずそこの二人の戦死写真だ」
「ちょっ… 触るなっ」
「ィヤッ!」
「脱がせーいっ」
僕らは人形の服を脱がせるようにメロンとブルーベリーの衣服を乱雑に脱がせにかかる。僕はブルーベリーの体に触れて、思った以上に華奢な体つきなんだとわかった。ジャンバーを脱がせてサマーセーターに手をかける。ゴクリと生唾を呑んだ。
そのとき、不用意にバードがブルーベリーの正面に立ってしまった。
バカッ何やってんだと言う前にシュッと鋭いブルーベリーのカミソリのような足が跳ね上がる。
スパーン!!
「はぅぐぇっっ!?」
「ばかっ」
バードはおちんちんを両手で抑えて転げまわった。
「ふんっお前らの金玉、全部潰してやる!」
「こいつ!!」
僕は倒れたバードを助け起こすようなことはせずに、また見ようともせずにブルーベリーの服をまくりあげていく。
「い、ぃやめて!」
ぺったんこの胸が見えた。なだらかな荒野だ。白いスポブラを着けてやがる。そんなもの不要の癖に!
スカートのホックを探して引っ張るとタイトスカートはストンとあっけなく落ちる。
「おぉっ」
「キャー!」
ブルーベリーは今日一の甲高い悲鳴をあげた。
まっ白い地のパンツだ。よく見ると世界的に有名なあのネズミのキャラがあしらってある。
「ダッセー!!!」
僕の声に反応して男子たちからは失笑が漏れた。さすがにこの歳でそのパンツはないな、という全員の意見だ。
ブルーベリーの顔は紅潮して耳まで赤く染まっていた。
「どうだ! 裸にされた気分は?」
「うっさい!! 死ね!!」
「死ぬのはお前だあっ!」
僕は調子こいてブルーベリーをからかう。横から白鳩がほふほふっと言いながらデジカメを構えてパシャパシャとフラッシュを焚く。
それにしてもごぼうみたいな細い体だ。股間やお腹の辺りだけミルクみたいに色白。今どき小学生でもこんなパンツ穿かないよっていうキャラクターもののパンツ。
遠慮無く観察だ。観察された分、観察するんだ。今日は女子の体を余すところなく見てやる。
イーグルがメロンに近寄っていって、後ろから両手を抑えているファルコンと一緒に服を脱がせていく。
「いやだ! 何すんのよっ 訴えてやる!」
メロンが涙ぐみながら暴れていた。ファルコンの力は侮れないぞ。力のあるメロンが暴れたってファルコンはびくともしない。
淡々とイーグルはメロンのシャツを剥ぎとってやる。驚いたのはブルーベリーと雲泥の差のおっぱいのボリューム。
双房(ふたふさ)のメロンがたわわに実っていた。逃れようとするメロンが体を揺するたびにおっぱいが揺れ動いて僕たちの好奇心を煽った。
スカートも下ろして奪い取る。メロンは淡い黄緑のブラとパンツで揃えていて、ふくよかな身が下着の中に収まりきらずにはみ出していた。
「くそっ」
「お前は捕虜管理官だったな。これで正式に捕虜解放だ」
イーグルが告げるのを待たずに白鳩はデジカメをパシャパシャやっていた。
これで二人の女子を戦死に追いやった。
「もういいでしょ! 放してっ! ゴミ野郎どもっ!放せよっ!」
ブルーベリーの声に涙が混じっていた。哀れとしか言いようがない。
ほんの少し冷静になって周りを見てみると男子は例外なく股間が膨らんでいた。みんな勃起しちゃってるんだ。僕のおちんちんも痛いくらい大きくなっている。
「ハッ冗談だろ!? これからメインディッシュだっつーの! 大将は大昔からさらし首にすんのが習わしなんだからよ!!」
ドラゴンがにやりと叫んだ。
それを合図に男子たち全員の目がドラゴンの腕に拘束されるピーチに向いた。
「…ひっ…」
「ピーチ! 僕らのことをさんざんおもちゃにしてくれたな!?」
「おー、そうだ一生分恥かいたんだぞ! お前もおんなじ目に遭わせっからな!」
僕とバードが吠えた。
「おい、チキン。お前が脱がしちまえよ」
「はひ?」
「はひじゃねえっ。今から貫通式だ」
「はぁ?」
「来い。ぶん殴るぞ?」
ドラゴンが目を逆立てるもんだからチキンは狭い倉庫を走り寄った。
「キャー!! ヤダー! やめっ… おやめに… 触らないでよぉ!」
ピーチの声量にビビるチキン。
「情けねえな。おらっ、ホークとバードぉ抑えてろ」
ドラゴンは言いながらピーチをマットに押し倒した。
「ああっ!」
「へっへっへっ」
ドラゴンがピーチのシャツのボタンを一つ一つ丁寧に外すわけがない。ビリリっ引きちぎる。
「キャー!」
ピーチは自由になった両手両足をめちゃめちゃに暴れさせてドラゴンを蹴ったり押したりするがドラゴンの巨体はびくともしない。やがて僕とバードが両手両足を押さえつける。
「おい縄跳びだ! 縛るぞ!」
「へい!」
白鳩が率先して動いた。こういうときだけ気が回るんだな。
ドラゴンは白いシャツを剥ぎとって、そうしている間にピーチの美しかった縦ロールの髪が乱れに乱れてバラける。そしてピーチのフレアスカートをぐいっとめくって黒いパンツを露出させた。
戻ってきた白鳩は縄跳びをドラゴンに渡して、自分はまた撮影に専念し始めた。露わになったピーチの白桃のような肌を接写するようにして撮影する。
「ィヤァッ! お金払いますっ! いくらでも!! 助けてっ!」
「うるせえ奴だ。今から処女喪失するからって叫ぶんじゃねえぞ」
「ヒィ!?」
「やめなさいよ!」
「ホントに訴えるわよ!」
「外野はすっ込んでろ!! 男子に生意気な口聞いて逆らった奴はどうなるか教えてやる! 二度と男子と戦争なんてできると思えねえように体でわからせないとな!」
ドラゴンはピーチの両足をぐいっと広げさせてパンツに手をかける。
「へっへっへ… へ?」
その途端にドラゴンはさっと手を引いた。
「ヒィ! ぃやあ…」
ピーチがイヤイヤと腰を振る。顔は今までに見たことないくらい真っ赤だ。
何が起こったんだ?
倉庫が静かになる。
オレンジの光がゆらゆらと動いてピーチの裸体を艶めかしく照らす。
淀んだ空気。
いけないことをしているんだと僕は一瞬だけど思ったんだ。
じゅわ〜…
音だ。
確かに聞こえる。
僕はピーチの手首を握りしめながらピーチのパンツを見ている。
プしゃっ
ちょろちょろちょろ…
ピーチの股間から湧き水のように光るものが溢れ出る。
「うわっ こいつションベン漏らしやがった!」
ドラゴンが大声でみんなにアナウンスする。男子たちは「え?」「嘘だろ?」「マジで?」などと騒ぎ始める。
僕は間近で見下ろしていたからわかる。黒いパンツが汚れていくんだ。染みは徐々に広がっていくし、ピーチの股の間を中心に水たまりが生成されていく。
「うわわっ」
「わっわっ!」
「はわはわっ」
マットの上だから川が流れるようにおしっこがふもとへと流れた。
「きったねえ!」
ドラゴンは慌てて離れる。バードとチキンはおしっこを避けるためにピーチの足首を持ったまま僕の方へ回ってきた。つまりピーチはまんぐり返しのポーズとなる。
我慢していたのかピーチの放尿はまだ終わらなかった。水たまりはやがて湖に、そして海へと変わり、湯気が立ち上る。暗い倉庫の背景にはっきりと見える。温かそうなおしっこだ。
「チッ! 汚えな! このションベン財閥がっ。これじゃもう挿れられねえだろ!」
「ひっ…ひっ…ひくっ…」
ピーチはやっと放尿を終えてぴくぴく震えていた。
男子たちの前でおしっこを漏らすなんて、もう財閥ですわなんて生意気なこと言いながら大手を振って歩けないだろう。一生お漏らした女子として黒歴史に残っていくんだ。
「仕方ねえ。バードとチキン、パンツ脱がせ。俺もう触りたくねえわ」
「えぇ!?」
「は、はふ」
バードたちは言いながらも逆らえずに足首を掴んだままパンツに手をかける。両サイドの汚れてないところを掴んでゆっくり引き下ろしていった。
恥丘が見え始めて、薄い縮れた毛が繁っているのが確認できた。
まんぐり返しだからパンツは上に登っていく。
女子の股間にはおちんちんが付いていないんだ。代わりに小さな割れ目が見える。初めて見る女子の股間。性器はどこからどこまでが性器なんだろう? 童貞の僕には口を開けて見ているしかできなかった。
パンツは引き上げられて足首まで登った。ゴムが伸びきっている。たどたどしくバードが引き抜いてチキンはやっとの思いで引き抜く。
「よし、ここだとションベン臭えから跳び箱に縛り付けるぞ」
ドラゴンは僕らにピーチの運搬を指示して自分は一切触れたくないようだった。
「ひくっひくっ…」
ピーチは抵抗力をなくして力なく身を預けている。顔は涙でボロボロだ。僕らは苦労してピーチをうつ伏せに跳び箱に乗せた。シャツを完全に腕から剥ぎ取ってブラジャーが完全に露出する。
パンツと違ってブラは白だ。シャツを脱がせてるうちにブカブカだからなのか、ブラがずれて乳首が見えてしまっているのを僕は見逃さない。
次にドラゴンの命令で縄跳びをグルグルとピーチに巻いていく。後ろ手に手首を縛って、そのまま体にも巻きつけ、両足も広げたまま跳び箱ごと固定していった。
ポーズだけ見たらスピードスケートの選手のようだ。
跳び箱の位置は奥の方だから、この場にいる全員に対してピーチは今まで誰にも見せたことのない大切な箱入りの体を惜しげも無くさらしている。
ひくひうと蠢くお尻の穴はもちろん、割れ目もくっきり見えた。おしっこの後だからしとどに濡れているよ。
「ど、ど、どうするの…? ドラゴン…」
「お前ケツマンコ犯してやれ」
「うぇ?」
「散々酷い目遭ったんだろ?」
「ハァ ァハ!」
白鳩が興奮してカメラを股間に向ける。戦死した上にさらし首をさらに撮影するんだ。女子の恥ずかしいところを遠慮無く撮影しまくった。
僕はドラゴンに背中を押されてピーチの背後に立った。みんなの前でズボンを下ろすのは恥ずかしいな。さっきいっぱい見られたけど。
僕はズボンとブリーフを下ろす。
おちんちんは真っ赤っ赤に膨れ上がっていて僕史上最高の勃起率だろう。先っちょから我慢汁が止めどなく溢れでて、おしっこを漏らしたピーチのことを笑えないよ。
ネタにするけどね。
ふと、この場にはメロンとブルーベリーも居るのだったとちらりと見やると鬼の形相で僕を睨んでいた。
ブルーベリーなどは我がことのように泣きべそをかいている。二人とも歯を食いしばって脱出しようと足掻いていた。押さえつけられて、男子の力に敵わないと戦争になったことを後悔していることだろう。
「ご…ごめんなさ…い… もう… やめてぇ…」
ピーチが力なく泣いている。僕はいきり立ったおちんちんをピーチのお尻に近づけて、ゆっくり触れた。
「ヒィッ!」
ビクッとピーチの体が跳ねた。おちんちんがぐにゅっと押し戻されて、僕は腰を引く。だけど男子の支配下の中ではどんなに強気な女子でもひれ伏すしかないんだ。
当たり前のことだ。だって女子より男子の方が力が強いんだぞ。
僕はそれを証明するためにも強さの象徴である勃起したおちんちんを再びピーチのお尻の穴に近づけた。
いや、待てよ。
僕の童貞喪失が女子のお尻で良いのか?
間違ったふりして割れ目の中に挿れてもいいよね?
「はぁ…はぁ…」
僕は自分で言い出した誘惑にあっさり負けて、おちんちんを割れ目に方向転換した。
肉棒はどくどくと我慢汁を吐き出して潤滑油も充分。ピーチだってお尻より割れ目の方がいいに決まっている。
そうだ。そうに違いない。
おちんちんを割れ目にあてがう。
「はぁ…はぁ…」
「ヒィッ!! イヤッ!」
ピーチはビクゥッと一際大きく体を跳ね上げておちんちんを跳ね返そうとする。だけど今度は猛進するだけだ。
亀頭がにゅるっと本当にほんっの少しだけ…割れ目に埋もれた。
その瞬間…。
ぴゅっ
どぴゅっ
ぴゅぴゅっ
ぴゅっ
「ぇ? あ…? ぁぅ?」
ピーチの白桃のような形の割れ目や白桃のような色の桃尻に、白いどろっとした液体が飛び散っていた。
情けないことに為す術もなく果てていた。
僕はこんなにも早漏だったんだ。
◇ピーチ派:ブルーベリー 捕虜(戦死済)
◇ピーチ派:メロン 捕虜(戦死済)
◇モブ子ちゃん派:スイカ 捕虜(戦死済)