「うがぁあ!? やめろおっ……」
逆エビ固めで腰から背骨にかけて痛みが走った。床にひれ伏して耐えるしかない。
「くそぉ……」
俊也の視界には誰の姿もない。屈辱的だ。不利な態勢にさせられ、下半身を丸出しにして、姉と妹たちにおちんちんをたっぷりじっくり見られているのだ。
「ぎゃっ!?」
「あはっ あははははっ」
「きゃはっ きゃははははっ」
突然おちんちんに違和感が生じた。玲奈と莉奈が交互に勃起おちんちんを平手打ちしている。パンパンに張り詰めた竿が右へ左へぶらんぶらん弾かれていた。
ぺーん!
ぺーん!
恥ずかしい攻撃だ。
「いてぇっ や、やめろっ! お前ら!」
「おちんちんぶーらぶらー!」
「なんか硬くなってるー。へーん!」
莉奈と玲奈はしゃがみ込んで兄の股間にいたずらを繰り返した。車の下に隠れた猫を可愛がるかのように逆エビ固めの股間部分を覗き込んでいる。
「あははっ 俊くんの恥ずかしいところ莉奈と玲奈にお仕置きされちゃってるよ? 早く謝らないからこういうことになるのよ?」
彩は制服姿のまま涼しい顔で技をかけている。両脇に巻き込んだ俊也の足をさらに反らせる。ぐいっと恥ずかしいおちんちんがさらに差し出された。
びくんっ びくんっ
不覚にも勃起してしまった陰茎は治まるどころか、さらに硬くなる。見られて、恥じ入り、興奮が高まっていく。
ぺーん! ぺーん!
ぺーん! ぺーん!
猫がねずみをいたぶるがごとく勃起おちんちんが猫パンチされまくった。屈辱と痛みを味わう度におちんちんが膨らんだ。やがて弓なりに反り返って、子どもには見せられない形状に変化を遂げたのだった。
「どうしてこんなに硬いのー?」
「いつもはふにゃーってしてるのにねー?」
「カチカチだぁっ」
「なんかやだぁっ」
「そっかあんたたち、男の子の身体のことよく知らないんだもんね? この機会にお兄ちゃんに協力してもらって勉強させてもらおっか」
彩はうふふと笑って俊也の足を解放する。
「くそっ…」
俊也は必死になって逃げ出そうとした。寝転んだ状態からすばやく立ち上がろうとする。だが彩はその動きを想定していて、両腕を俊也の首に巻き付けた。後ろから抱きついた彩によってひっくり返される。仰向けになった俊也の頭を抱えて、完全にバックを取られた形だ。
「うおおおっ やめろやっ! 離せ!」
「お姉ちゃんから逃げられると思ってんの? ぷっ 笑えるっ」
余裕の態度で彩は俊也を制御した。暴れる仔猫に大蛇が巻き付いているかのようだ。
「畜生めぃ! 糞がっ! 輪姦すぞオラ!!」
顔を真っ赤にさせて怒鳴って威嚇することしかできない哀れな男の姿がそこにあった。
「特別授業にしようか。玲奈、莉奈。男子の身体について。お兄ちゃんの身体、隅々まで見ていいから」
「わー」
「やったー」
俊也の怒号を意に介さない姉妹たち。彩は身体を滑らせて自分の股の間に俊也を埋めた。彩の股間を枕にするみたいにして俊也は首4の字固めにされてしまう。
「うがあ!!?」
暴れる足を玲奈と莉奈の協力のもと、持ち上げられ、パッカーと股が開かれる。勃起おちんちんがぷらんぷらんと丸見え状態だ。
彩の足は俊也の首をしっかり締め、俊也は足首を掴まれて大開脚ちんぐり返しの恰好が完成する。
「きゃははははっ」
「やったーお兄ちゃんおちんちん丸見えー」
玲奈と莉奈が近年稀に見る大爆笑だ。威張りん坊の兄の間抜けな姿に腹を抱えて笑っていた。
「糞がっ クソがっ こんなんで勝ったと思うなよ! …ぅぐげっ…」
首4の字がきつく入る。声を出すことがきつい。
なおも暴れる俊也だが、それは妹たちに向かって勃起おちんちんをフリフリと振って、間抜けな腰振りダンス見せるだけという結果に終わった。
何もできない。
「うぐぐ……」
「大人しくなってきたわね」
暴れても無駄だと思い知らされる。俊也は脱出の機を伺うしかない。
「やーい!」
ぺちーん
「ちーんちんぶらぶらそーせーじー!」
ぺちーん
男性のシンボルをおもちゃのように弾いて遊ぶ。手を伸ばして飛んでくるハエ(妹たちの手)を叩き落とそうと試みた。だがうまいことすり抜けて小さな4本の手がおちんちんを弄んだ。
ぺちーん
ぺちっ
ぺちーん
ぺちぃん!
「きゃはははっ」
「お兄ちゃんキモー」
かろうじて両手は自由に動かせるものの、動くだけでなんの役にも立たない。姉の足を外すことも妹たちを退けることもできなかった。
「あんたってC学生なのにまだ毛生えてなかったんだね。成長遅いんじゃない?」
「っせぇ……」
「少しでも大人にしてあげないとね。玲奈、莉奈、先っちょの皮を剥いてあげな」
「え どうやんの?」
「おもしろそー」
「バナナの皮を剥くみたいにして、おしっこの穴を出してあげるのよ」
「ふーん」
ギュッ
玲奈は無造作に肉棒を掴んだ。猫のしっぽを無遠慮に掴むような無神経さで力いっぱい握りしめる。
「うぐぐががうぐっっ…」
根本を握ってぺりっと皮を剥き始める。
「ぎゃああっ!?」
ぺりっ… ぺりっ…
バナナの皮を剥くのと同じ仕草で俊也の余った皮を剥く。
「わぁ、ピンクい~」
「おしっこの穴見えたー」
「つやつやー」
「きれーい」
完全未使用の童貞勃起おちんちんを宝石で眺めるようにうっとりと見つめる妹たち。
根本を握りつぶされるんじゃないかと思うくらい締め付けられ、玲奈の手の中でおちんちんはひときわ大きくビクンッと飛び跳ねた。
「なぁに? あんた。もう大人しくなったの?」彩は涼しそうな顔で言った。「莉奈、このへんてこなお面外してあげて」
「うん」
ぺろっとお面を剥がされた。これで俊也が身につけているものは両腕の女児用短パン以外、何もなくなった。ほぼ全裸。耳や首のところまで真っ赤っ赤の負けた男の顔が晒された。ヒールのマスクマンを演じていたのに素顔を晒されて、短いプロレスラー生命だった。