ぐぎゅりっ
「んがぁあっ!」
正樹が身体をくの字に曲げて、おちんちんに絡んだ真緒の手を取り払おうと掴む。
「あんま力入れてないのに?」
真緒は金庫のダイヤルを回すように捻りを加え、金玉を痛めつけた。
「はおっ!!?」
歪む正樹の表情。無理やり真緒の手を引き離そうとするだけで、もっと強い痛みが走るのだろう。両手両足のゴムバンドも彼の本来の力を発揮することを阻害していた。だから真緒が涼しそうな表情で軽く金玉を握っているだけなのに、あんなに痛そうなのだ。
ビーン!
正樹が身体を縮こまらせると優の身体は逆に花火のように花開いた。恥ずかしい勃起おちんちんを晒したまま、大の字に両手両足を広げる。ギリギリと外側に引っ張られて、身体を丸めることが適わない。
「ぅぐぐ…」
正樹が自分の股間を防衛しようとすればするほど優の身体が大の字に開く。
「やーねぇ、こんっな粗末なもんを見せつけないでくれる?」
万理は尚もおちんちんで遊んでいた。無防備な優の肉棒を押し下げてパッと手を離し、びたーんっと情けない音を立てて腹に当たるのを面白がっている。
童貞で誰にも見せたことがなかった男性器を「もっと見てください」と言わんばかりに二人の女子に見せつけている。かなり恥ずかしい。優は涙を浮かべて「見ないでぇ」と小さな声を発する。
「見られたくないんだったら、あんたも両手使って隠せばいいのよ?」
軽く腕を組んでフフンッと微笑む忍。男を試すような発言である。強力なゴムバンドであっても優の力で四肢をある程度自由に動かすことは可能なのだ。勃起しても剥けないような粗末なものを晒すのが嫌なら正樹の力に勝てばいい、というわけだ。
「う… おお…」
優は四肢を内側に引き込むように力んだ。
これは綱引きだ。正樹との1対1の勝負。彼に勝てば恥ずかしい陰茎を隠すことができる。優は全力で身体を丸めるが半分程度までしか引き込めない。
「ぅく…」
「あはっ めっちゃ必死な顔してるー。うけるー」
「ぜんぜん弱いね。あんた引き込めないじゃん」
「アギャー!!」
正樹の悲鳴が上がる。
「ほらほらっ」
真緒がぐりぐりニギニギと金玉を弄んでいた。正樹は暴れてより身体を縮こまらせる。
「はぐあっ」
反対に優の身体はまたしてもビーンと大の字に開いた。すべてを見せつけるように身体を開く。両手両足を思い切り開いた勢いでおちんちんも上下にばいんばいんと揺れていた。勃起したおちんちんを二人の女子の目前でぶらぶらさせて、屈辱だ。
こんな情けない見せびらかしを止めたいなら、正樹に勝てばいい。再び身体を丸めるが、しかし動けない。正樹は泣きながら「やめてくひゃらさい」と叫んで暴れていた。
「じゃ、こっちも金玉握って応援してやっか?」
「そうだね」
万理と忍はにやっと顔を見合わせてから優の股間に手を伸ばした。
「え… ぃやっ ……ヤメロ!!」
「金玉~……」
にひひっと獲物を追い詰める万理。万理は右の玉を、忍は左の玉を握った。冷たい女子の手のひらが金玉袋をぴとっと軽く握り込む。
「「潰しー!」」
「あぎゃぃややー!!」
万理と忍は声を合わせて、同時に優の金玉を握り込んだ。ぐにゅっと圧迫されるのを痛みと共に感じた。優は経験したことのない恐怖と痛みでパニックになる。両手を引き込んで握り込んでくる女子の手を払いのけようとした。
「やばいっ 顔! 見て! おもしろっ 顔!」
「あははははー」
「あゔぇべろ!!」
涙を流して両手を股間に送った。万理と忍の手首を掴んだ。「ふぁゔぁふぇえ!!」焦って言葉がうまく発せない。だが今までに出したことのない力を発揮して女子の手首を掴み、取り払おうと試みた。
向こうでは正樹が両手両足を大開している。花火のように瞬発的に開いて防衛していた股間が丸出しになる。
「はがぁっ!?」
「なによっ コッチだって」
優たちの様子を横目で見ていた真緒は、一旦 金玉から手を離し、ブリーフをずらしておちんちんを露出させた。べろんっと意気消沈したおちんちんを晒して、真緒は狙いを定めた。
右足を引いて「そ~れっ」と言いながら振り上げる。
ぱちぃーん!!
無防備になった正樹の金玉を遠慮なく蹴り潰していた。
「ぉぐぅ!??」
全開まで両手両足を開いていた正樹は再び身体を縮めた。股間に走った痛みを慰めるためにも両手両足を内に引き込む。
するとまた優の身体が「もっとやってください。おちんちんを潰してください」と言わんばかりに花開いた。バッと開いて万理と忍に勃起おちんちんを見せつける。
「あはっ もっとやれだって?」
「潰して欲しいんだ~?」
彼女たちは余裕の表情でまた金玉を握る。
むぎゅっ
「んにゃいい!!」
ビクッと身体を縮めて正樹の身体を開かせる。だが、向こうも間髪を入れずに二発目の金蹴りだ。ぱちぃーん! と気持ちのいい音が響き渡った。
また優の身体が開いた。堂々巡りだ。終わりがない戦いのようだった。
ぷしゃー…
突然、優の勃起おちんちんの先っちょから黄色い液体が吹き出した。お漏らしだった。
「キャッ」
「うっわ! 汚いっ」
万理と忍がパッと手を離し、優からも大きく離れた。
ぷしぃー…
放水車のように汚水を打ち上げる。大きな放物線を描いておしっこが飛んでいた。勃起状態から放たれる情けない放尿は羞恥の極みだ。
「うげ… 漏らしてるコイツ」
言葉にされると優は恥ずかしさで死にそうだった。だが放尿は止まらない。ぷしぃー~ーと虹を発生させてお漏らしを女子に見られる。
ぷしぃ…
ぴと… ぴと…
やっと噴射が止まって黄金の液体が池をつくり悪臭を放っていた。
「うわ、ちょっとかかったんですけど…」
「どうなってんのよ!? あんた。金玉握られて漏らしてんじゃねーぞ!」
万理が切れてサイドに回り込み、制裁だとばかりに拳を突き上げてきた。アッパーカットが金玉を襲う。
「ぁうあぁああひ!?」
ぱちぃーん!! と金玉を下から突き上げられ、優は開いた両手両足を引き込んだ。痛みでくらくらした。両手を股間に充てて痛みを慰める。
正樹の力を押し返して、彼の身体はまた大開になっていた。
「なんなの? お前さ。あんなひょろひょろの子に負けて悔しくないの? 潰さないと勝てない?」真緒は不満を顕わにする。「もういいや。今から片玉潰しまーす」
「へ…?」
極めて冷たい声で言ってのけると、真緒は間髪入れずに正樹の左の金玉を握り込んで、躊躇なく握り潰していた。
ぐちゃ!!
猶予も反論も許さず、鶏卵をぐしゃっと握り潰すかのようにして拳を握り込む。冷たい表情で正樹をあっさり退場させた。
「うぎょお!!??」
正樹はブクブクブクと口から泡を吹いて気を失った。
千笑だけが目を逸らしていた。
「ぅぅ… うそだろ…??」
あれではもう童貞卒業どころではない……。
優は自らも痛めつけられた金玉の痛みに耐えながら、敵… いや戦友の退場を悼んだ。
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ハードな責めもいいですね
2話の色黒ギャルの名前も真緒でしたが長身の子と同一人物なのでしょうか
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
キャラの名前と特徴が入れ替わってるかもですね。あとで直しておきます…。
書いててときどきわからなくなるんですよねー。
> ハードな責めもいいですね
> 2話の色黒ギャルの名前も真緒でしたが長身の子と同一人物なのでしょうか