なんだか改めてこんな大自然の中で二人きりになると、リンちゃんが女子だってことを意識し始めてしまった。知らず内に心臓が高鳴る。学校で友だちとして普通に喋ってるときは特に何も意識していなかったのに、まともに顔が見れなくなってしまう。
「カヨちゃんと私はセミを探してるだけだから。いたらマキちゃんに教えるの」
「ふうん…」
「ケンタくんもセミ捕る? マキちゃんと一緒にやりなよ」
「いや、俺… いい。一人で散歩っていうか… ごにょ…」
女子と一緒に居るのもダルい。言い訳なんて思いつかずに言葉尻もおかしくなっていった。リンちゃんと一緒に遊ぶのはやぶさかではないが、このキャンプ場だとあまり気乗りはしない。
原因は解っていた。
元凶は母親だけど、今回のキャンプの仕切りをしているママ友たちも母と一緒で考え方が偏ってるのだ。もしかしたらママ友たちのリーダーである佐々木さんというおばさんが真の元凶なのかも知れないけど…。
なんというか…、『男はしっかりしないといけない』みたいな価値観で動いていて、女子には甘いのに男子の扱いは厳しいものがあった。女子たちには佐々木さんの教えが行き渡っている。ガールスカウトのメンバーは全員が僕を試すような目で見ているのだ。だからチャラチャラと女子なんかと遊んでいたら『軟弱』みたいなことを言われるだろう。特に可愛らしいリンちゃんと二人きりのところを誰かに見られたりなんかしたら具合が良くないと思う。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
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