「マキちゃん呼んでこなきゃ…」
「じゃ、僕は…」
「ここに居て、ケンタくん。見張ってて」
少し興奮した様子のリンちゃんだった。珍しい。
「ぇ…」
頼られて有頂天だったが、すぐに現実に引き戻されていた。リンちゃんと二人きりでいるところを誰かに見られたくないんだった。
「あっ。ケンタ」
「あらぁ、一緒だったんだぁ?」
「!?」
聞き覚えのある声がした。案の定、見つかってしまったようだ。
「なんでリンちゃんと一緒なわけ?」
キィッと睨みつける目をしているのはマキちゃんだ。キツネ目気味で眼力がある。くんっと鼻が上がっていて、口は6割型曲がっているし尖っている。いつもきつい印象だが、今日は特に疑いの目で見てきているな…。
「ぇ? ぃや…」
「大丈夫? リンちゃんッ」
疑惑の目だ。小さい子を不審者から守るお母さんのよう。マキちゃんはいつもと違って短めの髪をツインテールにしていて、少し化粧もしているみたいだった。
「……」
やましくないのに僕は閉口してしまった。
「早くこっち来な」
僕がリンちゃんに何かしていたみたいな口振りだ。だから一緒に居る所を見られたくなかったんだ。
「大丈夫? 何かされてない??」
一応小声だけど、僕にも聞こえてるよ…。マキちゃんは可愛い顔をしているけど苦手だ。
リンちゃんと違ってキュロットタイプの制服、靴下は穿いていないな。一人だけ涼しそうなサンダル。上はシャツを脱いで薄いピンク色のTシャツだ。申し訳程度にスキニータイだけ首に巻いてその上から手拭いを巻いている。テンガロンハットは首の後ろにぶら下げてあった。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
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