「次の鬼はアカネちゃんね」
「え、違うよ。ミキちゃんが最初に捕まったんだからー」
「ねえ。集合かかってるから急がなきゃ」
「ぷぷぷ。あたしだけ? 一回も鬼にならなかったの?」
また別の方角から四人組の、これも同じ制服を着た女子たちがきゃっきゃと走ってきた。鬼ごっこでもしていたようだ。
リンちゃんたちと同じくらいの背格好で、確かあの子たちは一個下の学年だったと思う。その内の二人は同じ学校の後輩だとか言っていたな。そう言われれば全体集会で見たことがあるようなないような…。
確かいつもアクティブなユカリちゃんと、マイペースなアカネちゃんと、生真面目キャラなミキちゃんと、天然健康優良児なヒカルちゃんだっけ。みんな可愛らしい。
兎にも角にもガールスカウトの年少のメンバーは全部で十二人。みんな揃いの格好良くて可愛らしい制服姿だ。S2からC2まで、小さい子・大きい子がこれだけ揃うと、なんとも目を奪われる精錬さと可憐さがある。僕は圧倒されてしまった。
「しゅーごー??」
遅れて小さい男子たちの声が聞こえてきた。合同で来ている子ども会の男児三人だ。ガールスカウトのキャンプイベントに子ども会も一緒にくっつけたって感じで、なんでかよく解らないけど子ども会の男児も連れてこられたのだ。その内の一人が僕である。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
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