「じゃあ移動するからね!」
佐々木さんが号令をかけていた。
「荷物は自分のだけしっかり持ってってよ。比較的軽いものは大きいお姉ちゃんたちが持って! 重いものは男の子たちが持ってくれるからちゃんと置いておいてよッ。持たなくていいから。男の子にもちゃんと仕事を与えるのッ」
佐々木さんの言葉に何人かの女子が僕たちのほうを見た。
「ずっと遊んでるもんねー」
「確かにちゃんと仕事してもらわんとねー」
クスクスと、確か… S5のユカリちゃんとその友だちのアカネちゃんが僕のほうを見て小声で噂する。いや、僕は地獄耳だから聞こえてるよ…。これは遊んでるんじゃないって…。
「はい、移動するっ」
佐々木さんが先頭で歩き、列の最後に東條さんが付いた。お母さんは低学年女子らをまとめて一緒に歩いていた。
リンちゃんたちは佐々木さんのすぐ後ろだ。
「よし、タカ、トオル。行くぞ」小桜さんが荷物をまとめていた。「ヨーイチもな」
「うん」
濡れたバスタオルを腰に巻いたS3のヨーイチが僕の近くに来る。なんか風呂上がりみたいだ。
「ケンタ、ウチらで重いもん持ってくよ。得意の力仕事だよっ」
「はいッ」
男子チーム四人と小桜さんとで置き去りにされた荷物のところまで歩いた。麦茶の入ったジャグ(ビールサーバーみたいなやつ)とか畳まれたドームテント、クーラボックスとか、それからバーベキューの道具なんかが残されていた。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
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