「どーした? ケンタ」
ビクッとした。のほほんと川辺でスマホを見ていた小桜さんが僕のすぐ背後まで迫っていた。彼女の後ろにはヨーイチとタカとトオルが素っ裸のまま付いてきていた。
「え? あ、いや。ちょっと休憩です」
「駄目でしょ」
シュッ
パチンッ
「ッ!?」
一瞬なにが起きたのか解らなかった。僕はチビたちの前で小桜さんにビンタされてしまったようだ。痛い…。少しよろける。
後からジンッと別の痛みが広がってきた。
「ぇ…」
きょとんと見上げていると小桜さんの目が見開かれて怒りを訴えているのが解った。どうして怒られる? 僕は見当もつかない。
「駄目だって言っただろ? わからない? チビたちから目を離すなって最初にあたし言ったよね?」
「ぇ、ぁっ… と…」
そう言えばそんなこと言われていたかも知れないが、ヨーイチに任せておいたし…。危険もないように思ったし…。特に気にも留めていなかった。ちょっと休憩することの何がそんなに悪いんだろう?
「言われたことちゃんと守れないの? あんたねー、毎年キャンプとかで全国各地で水難事故が起こってるわけよ? あんたはニュースになりたい? 目を離したらあんたの責任なんだからね!」
「あ… ぁ… すいません」
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。絵師のフジ子さん参加で盛り上げて頂けます!
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※現在新作構想のため休載中です!
※近い内に再始動したいと思っています!
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