涙が出そうだった。でも絶対に泣くもんか。か弱い女子じゃないんだから。泣いて許してもらえるなんて女子のやることだからな。男は泣かないんだ。女子の前で涙を見せるなんて男じゃないし。こんな苦境に陥っても僕は泣かずに絶えきってみせるぞ…。
風も吹いていないのに、自然にぎし… ぎし… と回転を始めて僕はキャンプ場に背を向ける恰好になっていた。
身体が動かせないからか、血がうっ血してくるようだった。何時間もこのままだったらエコノミー症候群なってしまう…。
「ねえ、ケンタ♪」
この声は…… マキちゃんが僕を笑いに来たんだな…。声の調子からニヤついているのが良く解る。
「まさか、あんたがあんな変態行為をするとはね。何その恰好? ちんちん丸出しで恥ずかしいっ」
「失望しちゃったよぉ。ケンタくん、いい恰好ねぇ。悪さをしたんだから当たり前よねぇ?」
マキちゃんとカヨちゃんが背後に居る…。
「ねえ、リンちゃんも何か言ってやりなよ。1番の被害者なんだから」
「ぅん…」
やはりリンちゃんも一緒か。自ら進んでここにやってきたわけじゃなさそうだ。
「ちょっとこっち向きなって、ケンタ」
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。絵師のフジ子さん参加で盛り上げて頂けます!
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※現在新作構想のため休載中です!
※近い内に再始動したいと思っています!
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