なんとか言い訳を。
功は嵌められたのだ。この最大のピンチを切り抜ける上手い言い訳をしなければ。
「これは、ちが…」
パシィン!
功が言い終わらない内に強烈なビンタが飛んできた。女子たちの悲鳴が急速に収まっていく。功は事情を説明しようと思ったのだが安井先生は既に聞く耳を持たない状態のようだ。
「あのっ…ブッ」
パァンッ!
功が口を開けばその刹那にビンタが飛んでくる。頬を手で抑えて後退する。安井先生は部屋へ一歩踏み入った。大柄な女性で肩幅が広く、功より頭二つ分は背が高い。鍛えられた筋肉も功の比ではなかった。それでいて豊満な胸と女性らしい腰つきに功はどぎまぎしている。逆三角形の鋭角に切れ上がった股間にどうしても目が行ってしまう。
バシィンッ!
今度は何も言わずとも頬を張られた。抑えていた手を安井先生にグッと下げられ、空いたところにきれいに決まる。それが一発…二発…と続いた。功はじりじりと後退する。五発目に一際強いビンタが飛ぶ。功は足の踏ん張りが効かずに尻餅をついて転んでしまう。決して大きくはない安井先生の手だが、功は顔面全部を持っていかれたと感じるほど強烈で強大だった。功が転んだ先には3・4人の女子が居て、声を上げて逃げ惑った。
安井先生が功の前に立ちはだかる。相手が女性といえど恐怖が込み上げてくる。
「功くん! なんでこんなことするの!!」
誤解されている。功は陥れられたのだ。そう説明しようとするが口がうまく回らなかった。
「違うんす!先生…大樹に、大樹があいつが…」
「人のせいにするの? 大樹くんは真面目な生徒です! あの子は悪いことなんてしない! 功くんも真面目で努力家だと思っていたけど先生は失望しました」
安井先生が功に歩み寄る。功は大人の女性に叱られる恐怖と失態を演じている自分の情けなさで涙声になる。
「信じて…。俺、こんな…」
「言い訳する気?」
安井先生は右手を振り上げた。功はヒッと首を引っ込める。
「先生、この人いきなり入ってきたんです~」
女子たちの声が再び大きくなり始めた。
「あなたたち変なことされなかった?」
「裸見られました!」
安井先生の顔が曇る。功は心の中で見てないと叫ぶ。
「私の下着ガン見してました!」
お前誰だ?功は聞き覚えのない声の主を呪う。お前なんか見てない!
「変態ですよ!コイツ!」
「違う…」
ようやく絞り出せた声は誰にも届かなかった。
「すっぽんぽんで入ってきたんですよ!警察呼びましょう!」
「待って」と功は言ったつもりだが経験したことのない恐怖で言葉にならなかった。
「キモいおちんちんを私たちに見せつけてくるんですよ!」
安井先生の顔が一段と険しくなった。
「功くん、本当なの?」
安井先生のトーンを落とした冷たい声が功に突き刺さる。
「包茎ちんこ押し付けようとしてきました!」
言われたい放題だ。何か反論をしなければ…。
「ぁぅ」
「何も言わないってことは本当のようね! もう駄目、お仕置きするしかない」
安井先生は功の前で膝立ちになって、功の腕を引き寄せた。そして立てた自分の右膝の上に功の腹を乗せる。安井先生は左腕を功の胴に回しロックする。
この体勢は…。
功が何をされるか予測がついたところで、おもむろに水着がずり下げられた。
「ぅあっ!」
女子たちの前で再びお尻が丸出しになる。彼女たちが息を呑むのが伝わってきた。功は暴れて抵抗しようとした。
「動かない!!」
安井先生の一括で功はビクッと身を縮ませた。その間に功の水着は安井先生の手によって足首まで引き下げられた。女子たちは騒がずに今度は固唾を飲んで見守っている様子だ。これから始まるお仕置きに目を輝かせているのだろう。功のおちんちんはかつてないほどに縮こまっていた。
「反省がないようなので、今からお尻叩きをします。反省の色が見られるまで終わりません」
「え!?」
バシィッ。
「はぐぅ!」
一発目はいきなり飛んできた。功は目から火花が出るかと思うほど身体中に衝撃が走る。ビンタされたときと同じく、安井先生の右手が功のお尻に炸裂する。
「い…た…」
お尻がじんじんとしているのが解る。
バシィッ。
二発目。尻肉が震えるのが解るほど弾かれた。さらにじんじんと痛みが増幅していく。
「い…た…ぃ」
続いて三発、四発、五発…と立て続けにお尻を叩かれた。間髪をいれずに張り手が飛んでくる。逃げ出そうと藻掻いてみるも胴は完璧にロックされている。床に手はつくが、だからといって脱出には影響しない。足をバタつかせても意味がなかった。
功はあまりの痛みに声が出なくなる。痛い。…痛いがどうすることもできない。
六、七、八…。
年頃の女子たちが見守る中、尻肉が弾かれる音だけが更衣室内に響き渡る。
コメント
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安井先生にはきちんと天罰を与えて欲しいです。
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安井先生ってそんなに悪いことしてましたっけw
確かに無自覚の悪ではありますね。
僕らにとってお尻叩きはご褒美ですけども。
> 安井先生にはきちんと天罰を与えて欲しいです。