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Killing ParkⅢ 回旋塔遊戯(4)

 素っ裸にさせられた健一は両手でおちんちんを隠しながら蹲る。目が回って立ち上がることは出来なかった。いつの間にか小学生たちが何人か遠巻きにグローブジャングルを注目していた。比較的女子が多いようだ。
「さ、ギャラリーも増えてきたことだし。早く終わらせよう。コイツ引き摺り出してくれる?」
「OK」
 六実が親指でクイッと後方をさして、稲葉と長田がグローブジャングルの中に入る。そして健一の腕を取り上げて球体の外に出そうとした。無理やり腕を取られた健一はおちんちんを晒した状態で連行された。
「や、やめろっ」
 抵抗するが、健一はもはやされるがままだった。倉見がカバンからゴムひもを取り出して待ち構えていた。
「うふっ」
 彼の腕を持ち上げバンザイさせた格好でゴムひもを使って固定していく。健一は残った足をバタつかせて全力で抵抗した。蹴りを放つが力の入っていない蹴りは長田には利かなかった。やがて両足も広げられた状態で固定されていく。大の字に磔にされた。健一は3人の女子によってグローブジャングルに磔にされたのだ。
「へへへっ」
「あははっ」
 健一は球体に磔にされることによって腰を突き出すような格好となっていた。
「く、くそぅ…」
 健一は情けない自分の格好を恥じた。目が回っているとは言え、女子たちに抵抗できないまま服を脱がされて公園の遊具に磔にされてしまうなんて…。
「いい眺めだね」
「コイツ、クラスでもいつも威張ってて生意気だったからちょうどいいわ」
「写メ撮っといてやらねえとな。忘れるとこだったよ」
 六実はおもしろくなさそうな顔で健一のおちんちんを見つめていた。弟が虐められた恨みを晴らすためにはどうすれば良いのか… 真剣に考える。
「ねえ、これじゃできないよ…」
「ん? あそっか」
 倉見が跳ねるようにすぐに行動に移った。残ったゴムひもを使うようだ。
「回転させてから…勃たせる… 勃たせてから…回す…?」
 どちらにしようかと倉見は迷っているようだ。
「回してからにしよっと」
 そして倉見はゴムひもを健一のおちんちんに括りつける作業を始めた。
「お、オイッ! 何しやがんだ!てめぇ!」
「遊ぶんでしょ?」
 きゅっ
「うっ!」
 陰茎に強めに縛られた。そして倉見はゴムひもの端を掴んで走りだした。ゴムが伸びて引っ張られる。それに伴っておちんちんも伸びる。
「うおあ」
 引っ張られてゆっくりとグローブジャングルが回転を始めた。
「あはははっ」
「いてて」
 おちんちんが引っ張られ、伸びて痛かった。
「いぎいいいいいってぇ」
「あはははっ」
「やめ…やめ…いいいい!」
 引っこ抜けそうな勢いだ。ゆっくり、ゆっくりと球体が回転する。倉見は追いついてこない健一を待つように立ち止まって、そのまま引っ張る。
「勃たせてからの方がいいんじゃない?」
「んんそっか…」
 思ったより回転しないし勃起もしないことに六実はしびれを切らした。倉見は引っ張るのをやめて健一のところまで戻った。
「手こきしかないかな… 触るのやだな…」
 倉見は迷っていたが変化は既に現れていた。
「あれ? 見て見て! 少し大きくなってる」
「お、ホントだ」
「半勃ちになってんな… さっきより大きい」
 これには健一も驚いた。痛みだけしか残っていないのに、こんなに屈辱的な仕打ちを受けているのに勃つなんてあり得ない。
「何だよお前、引っ張られて気持ち良かったの?」
「えーそうなんだ」
 倉見はゴムひもを上下左右に揺らした。それに合わせておちんちんも動く。その動きが滑稽でまたしても倉見たちの笑いを誘った。ギャラリーもクスクス笑っていた。
「おっ、またちょっと勃ってきたんじゃない?」
「ホントだ。さっきより大きくなってきた」
「もっとやってやれ、倉見」
「は~い」
 ゴムひもをギュッギュッと引っ張って左右に揺らして上下に振る。動きに合わせておちんちんが踊る。そんなことを繰り返しているうちに健一のおちんちんは見事に上を向いていった。
「あははっオッキした」
「勃起してもやっぱ小さいなコイツ」
「引っ張られて勃つんだな、男って」
 倉見は健一が勃起したのを見届けて走りだす。先ほどと同じようにおちんちんが引っ張られてゆっくりグローブジャングルが回転し始める。先程よりも回転が少し早い。おちんちんが捩れた。
「イテテッェェェッ!」
 健一の悲鳴は無視されて倉見が球体の周りを一周する。先程より勢いがついている。勃起している分、引っ掛かりがいいのか痛みは軽減されてはいる。ぐるぐると景色が回る。段々と勢いがついてきた。彼は同級生の女子たちの前ですっぽんぽんのまま磔にされた状態でぐるぐると引き回されるなんて情けなくて死にたくなった。健一は涙を流していた。

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