・回旋塔遊戯

・回旋塔遊戯

Killing ParkⅢ 回旋塔遊戯(5)

「じゃ、そろそろ投げる?」 稲葉が手に取ったのは輪投げだった。「貸して」 六実に手渡される。プラスチック製のそれは原色使いの子供のおもちゃである。六実はぐるぐる回る健一のおちんちんに向けて輪を放った。...
・回旋塔遊戯

Killing ParkⅢ 回旋塔遊戯(4)

素っ裸にさせられた健一は両手でおちんちんを隠しながら蹲る。目が回って立ち上がることは出来なかった。いつの間にか小学生たちが何人か遠巻きにグローブジャングルを注目していた。比較的女子が多いようだ。「さ、...
・回旋塔遊戯

Killing ParkⅢ 回旋塔遊戯(3)

「次は何して遊ぶー?」 倉見が愉しそうにグローブジャングルに寄り掛かった。健一はポールを掴んで何とか立ち上がる。「まだ生ぬるい…」 六実は腕組みして考え始める。これをチャンスと見た健一は真上の隙間を狙...
・回旋塔遊戯

Killng ParkⅢ 回旋塔遊戯(2)

それは名前も知らないような遊具だ。ジャングルジムのようでもある。地球儀のような球体のジャングルジムと言えなくもない。正式名称をグローブジャングルという。「中に入れて」 六実の指示で健一はグローブジャン...
・回旋塔遊戯

Killing ParkⅢ 回旋塔遊戯(1)

これが罪の代償なのか? 健一は事ここに至っても罪の認識はなかった。いじめなんてみんなやってることじゃないか。何で俺だけがという気持ちばかりが大きくなる。 学校の帰り道で健一は彼女たちに襲われた。後ろか...
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