男子厨房に入ってCFNM
男のプライド全否定。
特典案内
記事一覧

【プレビュー版】プール開きで(1)

・プール開きで

 おちんちんに毛が生えた。

 これは由々しき問題だった。本来なら大人になったのだと喜ぶべきなのかも知れない。でも後、二・三ヶ月は待って欲しかった。

 今日めでたくプール開きされ、これから水泳の授業が始まるのだ。 

 クラスメイトのクズどもに比べて俺が一番成熟しているのは間違いない。背も一番高いし声も低くて大人だ。逆に言えば周りのやつらがガキ過ぎて話にならんということ。女も含めてな。

 特に男子たちはガキ丸出しなワケだから、俺の陰毛を発見したら「ジャングルゥ!」と騒ぎ立てるに違いない。そんな騒乱を引き起こされては困る。それだけは避けなければならなかった。

 加えてもう一つ理由がある。

 このクラスでは前田アンコという女子のペンケースから“陰毛”が発見されるというショッキングな大事件が起っていたのだ。

 女子たちは執拗に騒ぎ立てた。「アンコの筆箱に悪戯したのは誰!?」とクラス中を巻き込んだ。“陰毛”とは言わなかったので本当にそうなのかは明かされていないが、漏れ聞こえてくる噂では陰毛ということだった。

 だがここまで何が入っていたのかを隠し、女子の全員が怒るような悪戯とは何か。それを考えれば「陰毛」説はしっくりくる。

 「まったく…」と俺はメガネをクィッと人差し指で上げた。

 もし陰毛説が当たっているなら、陰毛の生え揃った俺は有力な容疑者の一人だ。犯行ができる可能性が大きいということになる。

 だから下の毛が生えたことを他の男子たちに騒がれたくはないのだ。

 低俗な事件に一切の関わりを持ちたくない。不必要に犯人と疑われるのは不本意である。

 しかし女子たちは捜査に勤しんだ。犯行があったと思われる時間を推察し、教室に居た人物のアリバイなんかを調べに調べ尽くしていた。まったくどうでもいいことに時間を費やす空前絶後の暇人どもめ。

「ふう…」

 俺はじわりと手に汗を握った。

 周りにはバスタオルを腰に巻いて着替えている者がチラホラいる。だが、男子たるもの、こんなことで恥ずかしがってどうする。堂々としているべきなのだ。バスタオルで隠すなど女じゃあるまいし…。教室には男ばかりなのだから恥ずかしがる理由もない。

 しかし毛が生えたことを知られるのはまずいので、俺はバスタオルを腰に巻いてガッチリとガードを固めた。普段は堂々としているんだぞ。

 誰も俺を見ていないタイミングを狙う。

 さらに保険をかけておこう。

 俺は素早く「パンツ返し」を決める。

 水着をブリーフの上から穿いて、隙間からブリーフだけを器用に抜き取る秘技だ。これで誰も俺の股間を見たやつはいないはず。

 一安心する。

 別に恥ずかしいからこんな着替え方をするワケじゃないのだ。低能なクラスメイトが俺の大人になった股間を見て「ジャングル大帝ィ!」と言い出すと思うとこうせざるを得なかった。

 それが女子たちに知られるのはもっとまずいということである。

 バカなやつらはツルツルの包茎おちんちんを丸出しにして笑いながら着替えていた。

「ジャンボフランク一本くださーい!」

「あらーッ。お腹空いたのー? これをお食べー!」

「ぼくが欲しいのはポークビッツじゃないです! ジャンボフランクですー!」

「ぎゃはは」

 教室の後ろでバカコンビの夏男と冬彦がチンコ漫才を繰り広げている。周りから笑いが巻き起こっていた。あのコンビなら間違いなく「ジャングルの王者ァ!」とか言い出すだろう。

 俺は颯爽とメガネをケースに仕舞って颯爽と水泳帽をかぶり、颯爽とゴーグルを装着した。

 授業後で着替えをするのだから、まだ安心はできない。

 バスタオルを羽織って俺は肩で風を切り歩きだす。

この小説、どうでしたか?(気軽にポチッと)
𝕏感想をポストする

つぶやいてくれると作者が泣いて喜びます🙏

コメント

コメントするには会員ログインが必要です(無料会員でOK)。

あわせて読みたい

📖

妹の前で(2)

📖

【特別篇】幽体離脱で

📖
CFNM

檻 -ガールスカウトの実態-(1.1)試し読み