虐待

檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.8)試し読み

「どうしたんですか…? え、やだ…」 「ひぇっ!? ちんちんが大っきくなってる??」 「うわ…」 「めちゃヤバい」  S5の女子四人組もいつの間にか集まってきていた。  僕の周りはキャンプ場に居たガールスカウトのメンバー全員と鈴木キョウコに取り囲まれている。完全包囲だ。  最後方でことの成り行きを見守っているだけのヨーイチたち。 「大丈夫? 怪我してない?」  サヨリちゃんたちは東條さんとS5の四人組が介抱し始めた。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.7)試し読み

「うぁああ!」  バシャンバシャン  僕の行く先に低学年トリオが待ち受けていた。問題ない。暴走機関車のように突っ切れば、彼女たちに僕を止める力はない。 「どうぇ!」  恐らく退けと言ったのだろう。サヨリちゃんとヤヨイちゃんとツムギちゃんは立ち尽くして僕を見上げていた。そんな無垢な女児たちを僕は押し退けた。  ぼっしゃあん! 「「「うきゃあ!」」」  でも傍から見たら突き飛ばしたように見えるかも知れない。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.6)試し読み

「同じもの持ってるわけ…… ないよねぇ」  カヨちゃんが左斜め前から覗き込んでくる。探偵のように腕を組んで考え込んでいる。  また別の方向から声が飛んできた。 「ねえ? それって女の子用?」 「なんで男子が女児用持ってるわけ?」  タオちゃんとカノちゃんがいつの間にか川岸に回り込んでいた。 「こ、こ、これ… は…」どう説明すれば…。「小桜さんが…」  正直に話すしかない。
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檻 -ガールスカウトの実態-(6.5)試し読み

「ハァハァ……」  胸がドキドキとする。苦しい。なんかまずいことになりそうだ。 「無視すんなって」 「…いや、なんでこっち来んだよ! 向こう行けッ」 「いやっ。行かない。ちょっとあんた、こっち向いて」  怒っているふうだが、マキちゃんはほんの少し気づかないくらいニヤニヤとしているのが解った。声の調子でそう思うのだろう。 「な、な、なんでだッ。し、知らないッ。しゃ、しゃ、喋ることなんてないッ」  売り言葉に買い言葉となり、なんだか喧嘩してるふうに映っただろう。小桜さんがこっちを見ていた。目を細めて口の端を少し上げているように見える。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.4)試し読み

「…ぇ? あいつもしかしてキャラ物のパンツ穿いてるわけ? 6年生だよ?」  うぇぇという表情でマキちゃんが川の中を一歩踏み出した。 「川下のほうに行ったらもっと魚とかいるんじゃないかな。見に行こう。な?」  僕はチビたちを誘導して川下へと歩いた。ヨーイチたちは不思議そうな顔で、それでも付いてくる。いいぞ。女子からなるべく離れて遊んでいればバレない…。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.3)試し読み

「お兄ちゃんドベ。ははは」  悪びれない言い方でヨーイチが僕を笑った。勝てたことが嬉しいみたいだ。いくらでもそんな勝ちは譲ってやろう。 「お兄ちゃん変なパンツ穿いてるからドベ」 「女の絵が描いてあるからドベー」
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.2)試し読み

 そろそろチンポジがきつくなってきた。勃起が押さえつけられているのだ。下向きだったおちんちんが上向きになろうとしてキツイ。 「そうらあなたたちい!」佐々木さんの大声だ。「歩いて疲れたでしょお。足だけなら川の中に入ってもいいわよ! よく洗って疲れた筋肉を揉みほぐしなさい!」 「やった」  マキちゃんが真っ先に声を上げた。 「いこいこっ」
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(6.1)試し読み

「けっこういい景色だったねぇ〜」 「きれいだった。でも景色よか川遊びしたかったな」  先頭集団に居たカヨちゃんとマキちゃんの声だ。 「ねえ? リンちゃん」 「ぅーん、私は散策でも楽しいよ」  僕は遠くにリンちゃんの声を聞いて激烈に胸が苦しくなった。同級生の彼女たちの前で僕は全裸よりも一段と恥ずかしい女児用パンツを身に着けた究極の変態と化したわけだから、より見られたくない姿になっていたのだ。心臓がバクバクと高鳴った。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(5.6)試し読み

「あの… だから… これじょ、じょ、ごにょ、…しのパン… やつで」 「ハァ? なんて言ったの?」  まずいな。女の子用のパンツとか女児用のパンツなんて単語は思ったよりうまく喋れなかった。 「あんたまだフルチンだったの? 早くそれ穿きなさいよ。もうそろそろみんな戻ってくるけど? いいの?」 「いゃあ… あの… ですから… コレッ」
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檻 -ガールスカウトの実態-(5.5)試し読み

「これでいいでしょ? これ水着代わりにしな」  小桜さんがテントから出てきて臨時のパンツを持ってきてくれた。ん? なんだろう? 少しニヤついているような表情……。 「バスタオルも数少ないからあんたはこっちの手ぬぐいを使って」 「あ、はい。ありがとうございます」  僕は受け取ってテントの前で身体をまず拭いた。その間に小桜さんたちはまた川辺に移動していく。チビたちは本気でまだ遊ぶつもりなんだな。体力が無限にあるみたいだった。
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