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妹の足で(2)

「え~何? 股の間に何か入れてるの…」
 妹は朝勃ちしているちんちんを何か勘違いしているのか異物が入っていると思ったらしい。ニヤニヤしながら好奇心丸出しの質問を俺に投げかけてくる。こいつ… 実は知ってて言ってるんじゃないだろうな? とにかく部屋から追い出さなければ。
「もういいだろ、はよ出てけっ」
「え~でも、ちんちん大丈夫?」
「だ… 大丈夫って何だ! いいから出てけ!」
「えーでもでも…」
 以前にも勃起しているちんちんを妹に見られたわけだが、今はその時以上に何だか恥ずかしい。
「もしかして…またオッキしちゃったの?」
 寛子は何かを理解したように目を輝かせた。
「はぁ!?」
「あたしが電気あんましたから?」
「バカは出てけ!」
「エッチな気持ちになっちゃったの?」
「煩いっ」
「えぇ~? 妹に電気あんまされて勃っちゃったの? うそ~」
 寛子は驚いたという表情を見せた。自分が勃起させてやったと勘違いしているらしい。
「ちげーって お前なんかの足でなるわけねえだろっ」
「えーでも何にもないのにオッキするわけないじゃんっ」
「煩い煩い煩いっ」
「すけべー。顔赤くなってるしっ」
 俺は顔を背けて詰め寄ってくる寛子を押しやった。
「そっかー。あたしの電気あんまでお兄ちゃんオッキしちゃったんだ~」
 にやにやと「お兄ちゃんなのにそんな程度なんだ~」みたいな表情で俺の顔を覗き込む。小馬鹿にしやがって…。
「違う! バカだろお前。これは生理現象だ」
「えー、どういうこと?」
 疑っている。
「お前なんかの足でエロい気分になんてなるかっバカが!」
「じゃあ何? 何なの? どうしてちんちん大きくなるの?」
 こいつ本当に知らないみたいだな。知っていましたというよりはいいのか…?
「これは違う…。朝勃ちっていうんだ…」
「あさだち?」
 俺が嘘をついていると思ったのだろう。寛子は口をほの字にして首を傾げた。
「もういいだろっ 下行け!」
「朝に勃つから? だからあさだちぃ?」
 納得したのか寛子の口元が上がる。
「へぇ~。でもオッキってエッチな気持ちのときになるんじゃないのぉ?」
「もういいだろ」
「朝だからって理由だけでオッキするなんて、やっぱ嘘かな?」
「遊びに行くんじゃねぇのか。はよ出てけ!」
「でもそう言えば… 電気あんまする前から硬かったような気もする…」
「く…… 納得したなら出てけよ」
 俺は言いようのない恥ずかしさに顔をしかめて、うんざりした声を出していた。
「見ていい?」
「はぁ!?」
「この間も見せてくれたじゃんっ」
「アホか! お前が無理やりバスタオル剥ぎとったんだろ!」
 こいつは真性のバカだ。
「朝勃ちおちんちん見てみたいっ!」
「あぁ!?」
「見せてっ」
 寛子は言うやいなや俺の腰に手を伸ばしてジャージを引っ張った。掛け布団をかぶせてるとはいえ両サイドはがら空きだったのだ。
「ちょっ」
 俺は焦った。肌が露出させられる。身体を仰け反らせた。股間を抑えていた両手はジャージが脱がされないように抑えに回らせた。
「何してんだお前!」
「えい」
 寛子はパンツまで一緒に脱がそうとしている。俺は座り込んだ姿勢だから思ったより力が入らず、後ろに体重を傾ける寛子は普段は発揮しない力を披露した。素足だから踏ん張りが効くようだ。俺は意地でもジャージを離さない。と思っていたが全体重を乗せた寛子の力にあっさり屈してしまった。ジャージは俺の手をするっと離れて寛子に持っていかれた。
「わっ」
 寛子は布団の上で尻餅をついた。同時に布団が剥がされてジャージとパンツは膝下までずり下がった。俺の勃起したちんちんは勢い良く飛び出した。脱がされた反動で腹にペチンと当たる。
 妹の目が光った。


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