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妹の足で(3)

 何故寛子はこんなにも俺のちんちんを見たいと思うのだろう?
 寛子はすぐに体勢を立て直して襲い掛かってくる。俺はまた股間を見られてしまったというショックと妹にやられた屈辱感で動きが鈍った。俺は掛け布団で隠そうと思ったのだが寛子は俺の考えを見ぬいたのか、ただ邪魔だったからなのか解らないが掛け布団をすばやく場外に放り出した。
「あ」
「へへっ」
 寛子の、妹の勝ち誇った表情が憎らしい。俺は両手を股間に持っていく。だが寛子は俺の足首を掴んだ。
「!!」
 予想外だった。妹には必殺技があったんだった。そして両手のカバーの上から容赦なく寛子の黄金の右足が襲いかかってきた。
「うおっ」
「へへんっ」
 得意そうな笑みで激しいバイブレーションを仕掛けてくる。手の上からでも容赦無い振動が伝わってきた。また工事現場でよく聞くあの振動音が俺の頭の中に響き渡る。この両手を離すわけにはいかない。離れれば最期。死よりも辛い、厳しい辱めが待っているだろう。
 しかし足首をグイッと持ち上げられたせいで俺は後ろにゴロンと寝転がってしまう。ついうっかり本能的に両手を着いてしまった。後ろが布団だから安全と解っていても駄目だった。勃起したちんちんが丸見えになる。
「みえたっ」
 勝ちを確信した寛子は右足を滑りこませてちんちんに当てる。強めに当って痛みが走った。金蹴りされた時のような痛みだ。そして始まった。
「うがぅぇがががあ!」
 いきなりMAXの強度でビートが刻まれ始めた。
「いがぁぁあ! やえろー!」
「うりーーーっ」
 俺は両手で寛子の足を引き離そうと足首を掴む。本気を出して足を退けようと力を入れた。だが勢いのついた振動する右足は上手く掴めないし止められない。
「やーぁえてーっ…いー!」
 寛子は緩急自在に強弱をつけて右足を操る。寝転んだ姿勢では力が出せない。俺はやめてと叫ぶだけで、妹になすがままにされるしかなかった。寛子は小さな足で勃起したちんちんの形を確かめるように振動する。電気あんまは昔から寛子の十八番だった。どうしたら相手が痛がるかをよく知っている。テクニックはやられる度に上がっていく。
「ぁはははははっ」
「うぎぃー…」
 のたうち回りながらタップをしてみるが無駄に終わった。俺は布団をバンバンと叩きながら敗戦を訴える。
 男の痛みを理解できない妹はとても愉しそうだ。素知らぬ顔で寛子はときどき金玉の形も確かめるように指先も使って玉をまさぐった。妹の素足がちんちんに直に当たっていると思うだけで屈辱感が増していく。
 もうダメだ。どんなに暴れ回ろうと逃れられない。いつしか痛みと共にランナーズハイのような快感があった。頭がしびれるような感覚に襲われる。
 妹の笑顔が輝いて見えた。
「おあー…」
 ぴゅっ
「あぁぁ…ぁ」
 寛子は俺の変化に気付かなかった。攻撃の足を緩めない。限度を知らない奴だ。俺は既に昇天しきっていた。逝った後も痛みが続けざまに襲ってくる。雲の上に居るような感覚だった。
「ぁぁぁ…」
「えへへっ」
「ぅ…ぅぅ」
「あれ…?」
 どれくらい時が経っただろうか。ようやく何かに気づいた寛子はピタリとバイブレーションを止めた。兄が動かなくなったのだ。寛子は心配そうに俺の股の間に入り込んでちんちんを観察した。竿を摘んで持ち上げる。
「あれぇ…しぼんじゃった」
 顔を近づけていろんな角度から観察する。そして左手で金玉が潰れていないか揉みしだいて確認していた。
「…」
「朝勃ちおちんちんもっと見たかったのに」
「…」
「ふつーの勃起とどう違うのか見たかったのに」
「…」
「残念」
「…」
「なんだろこの臭い? 兄ちゃんどうしたの?」
「…」
「なんか白いの出てる。大丈夫、兄ちゃん?」
「…」
「あれ? また寝ちゃった?」
「お、起きてる。起きるから…」
 また電気あんまされたら敵わない。俺は起きていることを掠れた声でアピールする。しかし寛子は急速に興味を失ったのかベッドから飛び降りて離れていく。
「お姉ちゃーん。兄ちゃんがー…」
「な!? ま、待て……」
 姉貴に何を報告しようと言うんだ…。どちらにしても俺は後始末を急がなければならなかった。そしてこれからは早起きを心がけようと思った。

コメント

  1. 匿名 より:

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    「電気あんま」で検索して辿り着きました。あまりにもストライクゾーンど真ん中なページで感激です。今後も期待してます!

  2. 山田厨房 より:

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    > 「電気あんま」で検索して辿り着きました。あまりにもストライクゾーンど真ん中なページで感激です。今後も期待してます!
    ありがとうございます。
    ご期待に添えるかどうか解りませんが、がんばります。
    電気あんまは山田厨房の大好物です。屈辱感と快感で涙出ちゃいますね。小説の中にこのシーンを多用するとそればっかりになりそうで抑えめにしておりますが…。

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