体育館倉庫での処刑を終えて以来、ピーチは学校を休んでいる。
一日だけかと思ったらもう一週間以上だ。学校を休み続けて戦争のことが大人にバレたらどうするつもりなんだよ。ツバメ&ハヤブサやツグミちゃんでも恥を忍んで登校だけはしているというのに。
女子って勝手だな。
ちなみに僕はというと体育館倉庫での一件以来、オナニーを覚えて毎日のように自分磨きに勤しんだ。どうでもいいよね。
何にしても僕たちの人質解放作戦は大成功に終わる。女子軍のリーダーであるピーチ一派を葬ったことで勝敗はもう決したようなもんだ。
しかし女子軍はまだ諦めていないらしい。残党が鳴りを潜めて僕たち男子に睨みをきかせてるよ。
そんな女子軍は新たにメガネのイチジクさんがリーダーとなったようだ。
彼女は学校権力を傘に今まで男子に対抗してきたけど、武力の後ろ盾が弱まったことで完全にパワーバランスが崩れてきたんだ。
ピーチ派の最大武力であるブルーベリーとメロンが殺やられたことで女子軍の武力は半減以下だろうからね。僕らが弱い女子の言うことなんて聞くわけがないよ。
それでもイチジクさんは男子軍のところへ交渉に来た。休戦協定を結びたいと言うのだ。男子軍としてはメリットの少ない協定だけど夏休みはみんなずっと一緒に居るわけじゃないし、単独のところを襲われたくないからね。
みんな家族旅行とか塾で居ないこと多いし。
休戦協定はそうして結ばれることになった。
で、夏休みに突入。
8月の後半まで何事もなく平和に過ごしたんだ。戦争なんてなかったことのように。
「あれ、イチゴじゃん。何やってんだ」
「あ…、待ってたんだよ」
イチゴは浴衣姿で髪も結んでうなじがよく見える。いつにも増して色っぽいな。
僕の家の前で待っていたらしい。うちわを片手に小さい子どもを連れていた。
「…ぅー」
「ミーコ。これ私の幼なじみのお兄ちゃんだよ」
イチゴは子どもに僕を紹介しているようだ。ミーコとやらは警戒心丸出しで僕を睨んでいた。
「ホークさぁ、祭り一緒に行ってくれない?」
「え…、う…、あー… 休戦中だからいいのか。いいけど何で僕なんか?」
「いやなの?」
「あ、行くよ。僕も浴衣着てこよっと」
僕は一旦家の中に引っ込んで浴衣に着替えた。イチゴの奴、何だか可愛く見えてきた。あいつあんなに大人っぽかったっけ…?
リビングにあった飴を持って外にでる。
「よぉし、子どもー。飴やるぞー」
「!? メー!!」
ミーコは飴を視認するとイチゴの手を離れ僕に向かって突進してきた。
「おぼっふ!っとと…」
衝突されて倒れそうになるのを耐える。ミーコが僕の手から飴を奪って口に放り込んだ。
「お兄ちゃんお兄ちゃん!」
ミーコが僕の手を引いてイチゴのところへ戻る。よし、手なづけたぞ。
イチゴはミーコの手を取り一緒に歩き出した。ミーコを間に挟む形で祭りのやってる公園まで歩く。
「せ、戦争の作戦とか考えてんのか?」
「んー? 特にないよ。みんなとしょっちゅう会ってないし。戦争のことはいいじゃん今は」
「もーいーくつ♫」
「ああ、でも2学期始まったらまた戦争(ケンカ)か…」
「んー、そう言えば何でいがみ合ってたんだっけ」
「ねーると―♫」
「えーと僕がいろいろ容疑をかけられて…」
「あぁそうか。でもレモンにもいろいろ聞いたけど大したことしてないんでしょ?」
「そうだよ。レモンは大げさなんだ」
意外にイチゴは話せるな。一年以上もこうして話してなかった気がする。
「まーつーリィー!」
ミーコが突然ダッシュする。しかしイチゴは手を離さない。
「こらミーコ! すぐ迷子になる癖に! ミーコ見てないとすぐどっか行っちゃうから、ホークも目離さないで欲しいんだ」
「あぁ、そういうことか。わかった」
僕はミーコの手を取って拘束する。犬を散歩かのようにミーコはダッシュし続けた。僕とイチゴというリードで繋がれてるけど、それでもダッシュを諦めない。
「子どもってすげえな」
その後、祭り囃子の音を聞きながら金魚すくいや射的なんかをやって遊んだ。
僕らは戦争で激しくぶつかっていたことも忘れて久しぶりに友達同士に戻って遊んだんだ。
遊び疲れて神社の境内へ足を伸ばした。
公園は丘になっていて階段をどんどん上に登って行くと神社があるんだよ。裏手の方は人気もなくて静かだ。
正直ずっと大人っぽいイチゴに見惚れて僕はのぼせていたんだ。
「おにい…ぐー」
ミーコはイチゴの膝の上で急に完全脱力して眠ってしまった。さっきまであんなに騒いでいたのにね。
「…あのさ。戦争が終わったら…」
「え? なに?」
「あ、いや… このままだと男子軍が勝つと思うよ。力で制圧すると思う」
「うん… まあわかってたけどね。売り言葉に買い言葉だからここまで来ちゃったけど」
「このまま行って男子の奴隷なんてことなったら、イチゴどうする?」
「どうするって仕方ないじゃない。アンタの言うことでも聞くよ」
イチゴは嘘か本当かわからないけど含み笑う。
「いやぁ、マジで? エ、エエッチなことでもかぁ?」
「そうだね。私も体育館でアンタのおちんちんいっぱい見ちゃったし」
「ぉお、ぉお…」
そう言えば僕は今まで一方的に見られていたんだ。恥ずかしいおちんちんを見られて挙句イチゴの前で生まれて初めての射精まで見られてる。
「そのお返しだと思うしかないよ。ウチらも悪かったんだし」
「見せ合いっこみたいなもんだよな」
「2学期が始まったらすぐに決着ついちゃうよね、きっと」
「まあな」
「ホントはね…」
イチゴは目線を逸らして頬を赤らめていた。
「ミーコをダシに…。親戚の子ダシにしてアンタと二人で遊びに来たかったんだ」
そう言って完全に目を伏せる。
「ぅうお…。ホント? ぼ、僕も戦争なんてやってなかったらずっと仲良くしたいと思ってたんだ…」
僕は戦争なんて子どもじみたことは終わりにしたいと思った。でも大勢は変えられない。
「私もアンタにいっぱい恥ずかしいところ見られちゃうのかな?」
「し、し、し、し、し、し、し、し、かたないよぅー」
バレてないと思うけど僕はできるだけ平静を装う。
「嫌だなぁ…。今からもう恥ずかしいよ。ねぇ今だけでいいからもう一回ホークの射精するところ見せて…」
「おぉ。うん。うん。お安いごよ…んえ!?」
「オナニー… してるんでしょ? 毎日…」
イチゴは目線を伏せたまま刺激的な言葉を吐き出す。攻撃的だけど耳まで真っ赤だよ。
「卒業するまで私たち奴隷なんだから私もいっぱい見せるわ。いっぱい命令していいよ。でも…だから今日だけ…今日だけでいいから、その見せて欲しいの」
「お、おな… え… でも。子ども…」
「熟睡してるよ」
イチゴはミーコの頭をなでる。
「こ、ここで?」
「誰も居ないから」
「そぅそうか…」
「実は川遊びのときとか体育館で見たときも思ってたんだ。おちんちんってかわいいなって。先っちょからね。こう、…お汁が… その…白い…。出てきたの見て…忘れられなくて…」
「おぉう」
「ちゃんと飛ぶところを見たいの」
バッ
「任せろ!」
なら仕方ないな。僕はさっそうと浴衣の前をはだけさせた。
浴衣の下はシャツを着ていない。すぐに白い薄い胸とピンクの乳首が露出される。
半ズボンのひもを引っ張ってチャックを下ろし、ストンっと地面に落ちる。
一瞬にしてブリーフ一枚となる。
いつもより大人っぽいイチゴの前にブリーフ一枚で立ちはだかる。イチゴを見下ろすと可愛く結われた髪やうなじがキレイで、赤く染まった耳や頬がとても可愛らしい。
おちんちんが反応し始めた。
ブリーフを突き上げ始める。
急速に恥ずかしくなってきた。
遠くに太鼓の音が響く。
暗がりで光源は月明かりだけ。
女にここまで言わせたんだ。
ここでやめたら男がすたる。
ブリーフを早く脱いで射精を見せてあげたい。
でもやっぱり恥ずかしい。震える。ブリーフに手をかけたまま体が言うことをきかない。
「手伝うよ」
イチゴがすっと手を伸ばして、その細い手が僕のブリーフに触れる。
「ひぇ?」
僕が固まっている間にブリーフがすっと膝まで引き下げられる。
ぽーん
「あ…」
ブリーフに引っかかった半勃起のおちんちんがバネ仕掛けの人形のように飛び出し、びっくり箱みたいにイチゴが驚く。
「あ、ああ」
こんなに剥けているなんて思ってなかったんだろう。僕は毎日オナニーしている甲斐もあって一皮剥けたんだよ。
少し大人のおちんちんがイチゴには予想外だったんだ。驚いて手を引いた。
二人の間に会話はなく、二人の間で静かにおちんちんだけが上下に揺れ動いていた。
「き、巾着モチだった癖に…ちゃ、ちゃんと剥けたんだねー。おめでとうっ」
イチゴは口元に手を持っていって微笑む。
「あぁあぁああったりまえだろ?」
僕はブリーフを脱ぎ去って地べたに正座した。
そしておちんちんを軽く握り締める。
「へえ、そうやってやるんだね?」
「お、おう。何か変かなぁ…」
座っているイチゴに見下されてる感じがして、なぜだか心が踊りだす。見下されてるのにだよ。イチゴは僕を見下ろして目線の先には天を向いたおちんちんができるだけ反り返ってけなげにも睨み返していた。
見られてる。
浴衣姿の女子の前で僕だけすっぽんぽんになって、見られてるんだ。
恥ずかしいけどがまんだ。戦争に勝利するから2学期になったらイチゴの裸もいっぱい見るんだ。だから今は見せてやるよ。
これからずっと見せ合いっこの関係になるんだ。
卒業してもそんな関係が続けばいいな。
「なにしてんの? はやく扱いてよ。それじゃ射精できないでしょ?」
イチゴはすっと足を前に突き出して、草履がおちんちんにコンと当たる。
「うぅ」
足蹴にされたおちんちんがビクぅっと跳ねた。おちんちんは完全に勃起してしまう。
まだ一往復たりとも扱いてないのに、見られて足蹴にされただけで我慢汁が奥底から湧き出始めた。
「うふ」
先ほどまで恥ずかしがっていたイチゴは頬は赤らめたままだけど余裕が出てきたみたいだ。ミーコ越しに前のめりになって僕の表情を、おちんちんを覗きこんだ。
「すごい。なんかぴくぴくしてる。生き物みたい」
イチゴは僕の恥ずかしがってる表情を、感じてしまってるおちんちんを観察する。
しげしげと首をかしげながら角度を変えて横から覗きこんだり、離れて俯瞰から覗きこんだり。
僕は自然と右手が上下に動き始めた。
一往復、二往復…一気に高まってもう射精感がこみ上げてきた。
駄目だ。
いつもよりも早く逝ってしまいそうだ。
いつもなら50往復以内なら耐えられるのに。今日は見られてるってだけで三往復で限界がきてしまった。
僕が扱き始めたのにすぐに止まってしまったのが不満なのかイチゴの口がきゅっと結ばれる。
「どうしたの?」
「い、いや、その…」
「…」
イチゴは無造作にシュッと再びつま先を突き出す。
コンッ
鋭く強めに竿を蹴られて思わず「あっ」と叫んだ。
こみ上げるマグマ。
我慢するんだ。
出しちゃ駄目だ。
出しちゃ駄目だ。
自然と腰が浮き上がって、後ろに倒れないように左手を後ろについて、ブリッジでもするかのように反り返る。
僕は耐えた。
落ち着けばあと10往復くらい見せてあげられるはずだよ。
イチゴはミーコを膝から下ろしてベンチにゆっくりと寝かした。そして僕の前に立つ。
口の端が上がって少し意地悪な表情を見せた。
座っている女子よりも立っている女子に見下ろされるほうが、距離がある分、屈辱感が増した。
イチゴは浴衣の裾をちょっとだけ持ち上げて足首を見せる。
ちらりと太ももなんかも見えたりして、その白さにときめいた。
そして右足を上げる。
どうして裾を広げたのかって言うとそれは動きやすくするためなんだ。
右足がすっとおちんちんめがけて投下されてきた。
「んふふっ♪」
きゅうううっとおちんちんが押し潰されて変形する。
押されてバランスをとれなくなって僕は右手をおちんちんから離し、左手と同様に地面についた。おちんちんをイチゴに差し出す形のブリッジになって、僕は一気に射精感がやって来る。
「だ、だめっ!らめえ!らぁめ!あめー!!」
イチゴは草履の裏でおちんちんをこすりだした。
が、我慢!!
意外になほど高速でこすられて、広範囲に押しつぶされ、金玉の方まで草履がやってきた。
「ええええ? い、いたい!?」
「あ、ここがいいんだ?」
「らめェ!!」
「えいっ」
「ソコあめぇ!!?」
こんなに警告したのにイチゴはグググッと体重をかけて金玉を押しつぶす。
グイッ
ぴゅっ!!
ぴゅぴゅぴゅっ!
ぴゅぴゅぴゅぴゅっ!
「ぅ…」
押し出されるように白い液体がそこら中に飛び散る。
草履におちんちんが押し潰されてそのまま、僕は地べたにへたっと尻餅をついていた。
「ぁ…ぁ…」
境内に大の字で寝転がり、お腹や胸、頬や髪の毛にまでマグマは飛び散っていた。
イチゴはなおも白濁の汁をを絞り出そうと体重をかけてくる。
「ぁあぁ!」
「まだ出る?」
「いゃやああ!」
おちんちんの先からお腹の上へ白濁の汁が押し出される。
絞り出されたのにもかかわらずイチゴは体重を載せる。
重い! 重いよ! 女の子って重いんだ!
射精でしびれていてわからなかったけど金玉に痛みが走る。
潰されちゃう!
このままだと潰されちゃう!
「いぃいいいいいぃ!」
「ぜんぶ出た♪」
最後にちょろっと白濁の汁が出て足が退けられた。
草履で汚されたおちんちんが無残に横たわる。
「ぁ…ぁ…」
僕は放心状態でビクンビクンと体を震わせる。よだれを垂らしていた。
ゴソゴソとイチゴが何かしている。
カシャッ!
「!?」
「これで心置きなく戦死できるね?」
「ぁ…ぁ…?」
「戦死の証拠撮ったよ」
「ぁ…!?」
「やっぱ戦争は勝たないと意味がないもん」
「…ぁぁ」
「じゃあ、私帰るね」
「ぁ…ぁ…ぁ…」
「あ、楽しかったよ? 今日。久々に戦争のこと忘れて面白かったよ」
イチゴはスマホを仕舞ってミーコをおんぶする。
「ほんとだよ。じゃあね、また二学期」
「ぁぁ…」
イチゴは帰っていった。浴衣の後ろ姿がキレイだ。うなじがかわいいな。
イチゴぉ好きだぁ。
◆イーグル派:ホーク 戦死
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休戦協定中にこれって普通に女子軍の反則負けでしょ