ファンティア掲載の試し読み版です。
(1)
潰れかけの銭湯が好きだ。
番台に腰掛けている同級生に、僕、九南 中(くなん アタル)は背を向けた。理由は恥ずかしいから。
番台の美少女、湯好 真凛(ゆずき まりん)がちらりとアタルの背を眺めているようだ。しかしすぐに手元の単行本に目を落とす。
「はぁ… はぁ…」
彼女に見られていると思うと僕はゾクゾクとしてしまう。全身に低周波を喰らったような変な感覚だ。ハーパンを脱ぐと白いブリーフを見せることになる。普段、学校では見せることのないプライベートな部分だ。惜しげもなく彼女の前で披露してる。
なんだか股間の辺りが温かくなってきた。息が少し乱れる。心臓が高鳴って、手汗が滲む。恥ずかしいけど思い切ってブリーフを引き下ろした。
「ふぅ… ふぅ…」
真っ白いお尻を同級生の女子に見せつける。
なんだかおちんちんが少し大きくなってきた気がする…。まさかと思った。お尻を見られただけで興奮なんかするものなのか? 他の男子はそんなことないように思うのだが。僕だけが特殊なのだろうか。
手拭いなんかで隠しもせず、ぷりんっとお尻を突き出してみた。自分でもわかるほど顔が赤くなる。
「ふぇ… へぇ… へへ…」
真凛だからということも大きいだろう。他の女子に見られたら屈辱以外の何ものでもないのだ。彼女には見られてもいいかなと心を許してしまっている。
湯好真凛はとても背が低くて、いつも一学年下に見られていた。でも僕の同じクラスの一番可愛い女子だ。他の女子はガサツ過ぎて相手にならない。
見た目はたぬき顔の丸っこい輪郭で、かまくらのような短い前髪、ショートカットなんだけど、後ろで無理やり短いツインテールをつくっている。着飾らないシンプルな無地のTシャツにジーンズ生地のタイトなスカート。
名前の通り凛とした立ち居振る舞いで、憂いを持った瞳が好きだ。理知的で、遠く未来を見つめるような輝かしい目の色なんだ。実に神々しい。
【本編に続く】
コメント
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両方好きですがCFNMの後でのCMNFが特に好きです。楽しみです。
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返信してなくてすいません。
長い間ブログ放置してました。
生意気な女子が可哀想な目にあうのいいですよね。