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レッスンの後で(11)

「どうする眞美、先にやる?」
「え? 私がですか…」
 眞美は言われてからソファにへたり込む健次郎を見下ろす。
「え… と…」
「じゃ 眞美がやらないなら次は私がやらせてもらうわ」
 良香は立ち上がる。
 ミライの説得タイムで骨抜きにされてしまった健次郎だ。もうミライ以外の誰にも従うつもりはない。自分の女王様はと問われれば迷わずミライと答えるだろう。
 ぴくぴくとソファに寝そべる裸の健次郎に向かって、余裕の笑みを浮かべた良香が近づいてきた。
「15分ね。計っておいてよ?」
 良香は戸惑う眞美を余所に説得を始めてしまう。眞美は押し退けられて下がる。
「今日、何回したのキミ? 辛いでしょ? M男くんだから逆に気持ちいいんだっけ?」
 良香は健次郎の両乳首を摘んで捻った。
「ぁ… ぃつつっ…」
 ギュッと爪が乳輪に食い込んで痛い。
 健次郎は苦悶の表情を浮かべるが、この程度では良香の説得に応じるわけがない。
 ミライもそれが解っているのかじゅうたんの上にぺたんと座って良香の説得を眺めている。やるだけのことはやった。勝ちを確信した表情だ。歳下の女の子に支配される悦びを教え込んだ自負があるのだろう。
 良香が何をしたところで健次郎はロリコンだし、ミライちゃんの専属奴隷だ。
 ミライの後ろに、逃げるようにして眞美が突っ立っていた。
 眞美には申し訳ないが、恋愛関係を続けていくのは難しいと感じる。そもそも彼女の前でこんなカッコ悪い姿を披露しておいて胸を張れるわけがない。
 眞美に顔を向けられない。
「お子様なんかにイイように射精させられて気持ちよかったの? キミはどうしようもない変態くんだったんだね? せっかくお姉さんがいろいろ教えてあげたのに」
「ぅぎ…」
 乳首がつねられて一回転してしまう。両手で良香の手を退かそうとしてみるがそのまま乳首がもげそうで怖い。
 人差し指の爪で乳首の先端を押し込む。爪の跡が乳首に刻まれていく。
「ぅぅぃぎぃ… ぎ…」
「下手くそな責めだったろうに、あんな小さい子に逝かされて恥ずかしくないの? キミ」
 甘ったるい声が耳元で響いた。耳に熱い息がかかる。
「ぃやその…」
「キミの人生が歳下の女の子に左右されるのよ? 不安じゃないの? これからずっとお子様の言うことを聞いて生きていくつもり? 子どもなんだから玩具に飽きたらキミみたいのはすぐ捨てられるわよ?」
「ぁぁ…」
 健次郎は確かにその通りだなと思った。ミライよりは説得らしい説得だ。お金持ちで自活しているお姉さんについていったほうが賢い。
 しかし健次郎は自分がさりげにバカにされていることには気付かなかった。
「眞美にしたって気持ちいいことしてくれないでしょ? 誰に言うことを聞くのが一番いいのか教えてあげるね」
 良香は乳首から手を離して、健次郎の足を広げさせる。M字に開脚して剃毛したつるつるのおちんちんとお尻の穴がよく見えるようにしてやった。スキニージーンズの尻ポケットから小さなボトルを取り出す。
 とろとろのローションだ。
 中身を指に絡める。
 人差し指と中指がぬらぬらと光った。
「こっちは初めてかしら?」
「うっっ!」
 健次郎のお尻の穴に良香の細い指が這入っていく。
 細くて冷たい感覚が襲う。
「あら。すんなり這入っちゃって…。開通済みだったかな?」
 合宿でピンクローターを挿れられたことはあるが指を挿れられるのは初めてだ。良香は構わず健次郎の穴をほじくり返す。
 ちゅぽ…
 ちゅぽ…
「うぅ… あんっ…」
「いけない子ねぇ。ちょっと弄っただけで感じやすくて。けっこう開発されちゃってるみたいねえ?」
 掻き回して穴を押し広げようとする良香。
「これなら中指もイケるわね?」
 人差し指に加えて、中指も責めに参入する。
 くちゅ… ちゅぽ…
 くちゅ… ちゅぽ…
 2本の指が埋没し、回転する。鉤爪のように立てられた指が穴の中で暴れる。
「あっあっ…」
 くちゅ… ちゅぽ…
 くちゅ… ちゅぽ…
 くちゅ… ちゅぽ…
 くちゅ… ちゅぽ…
 次第にリズミカルに音が響き、指の出し挿れが繰り返される。
「ぅわあっ あぁっあぁんっ…」
 くちゅるっ くちゅるっ くちゅるっ
 ちゅぽっ ちゅぽっ ちゅぽっ
 くちゅるっ くちゅるっ くちゅるっ
 ちゅぽっ ちゅぽっ ちゅぽっ
「女の子みたいに鳴いちゃってぇ… 大きな声ねえ? 眞美も見てるし、ミライちゃんだっけ? あんな小さな娘の前でよく恥ずかしげもなくアンアン喘ぐのね?」
「ん… んん… ぁっ… ん…」
 くちゅるっ くちゅ くちゅ
 ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 健次郎は両手を握りしめて踏ん張る。M字に開いた足が震えていた。良香の言う通りだらしなく声を漏らすのは恥ずかしいことだ。男としてこんなに簡単に陥落するのは情けない。
「我慢しちゃって可愛いっ。あら? 先っちょからガマン汁が出てきてるわよ〜? 何回も射精しちゃった癖に、また射精(だ)したくなっちゃったのかなあ?」
 良香の言葉に反応しておちんちんがビクッと跳ねた。どくどくと尿道からカウパー液が分泌されてくる。
 おちんちんは勃起していた。
 ミライの手コキからそう時間も経ってないはずなのに快楽には抗えないと主張している。
「どっちが気持ちいい? あんなガキとお姉さんとでは?」
 良香がちらりとミライを見やる。
 ミライは口を尖らせて痴態を見守っていた。眞美は後ろで驚いているばかりだ。
 延々と続けられ、13分を経過する。
「あんっ ん… ん…」
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
「あぐっ!?」
「見つけちゃった」
 良香はそれを集中的に責め始めた。
「キミ、前立腺って知ってる?」
「はひゃぁっ! はひゃっ! ひゃあっ」
 脇目もふらず声が漏れだす。
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
「男の子にしかない気持ちいいところよ。ずっと射精ばっかりしてたからドライにしてあげたほうがいいと思ってね。優しいお姉さんでしょ?」
「ひぃ!」
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
 くちゅるっ ちゅぽっ くちゅるっ ちゅぽっ
「あんっあんっああん!!」
 健次郎はソファの上で腰を振った。良香の指から逃げようとするあまりソファの背をよじ登ろうとしていた。しかし良香は追いかける。健次郎は身を捩る。
 おちんちんが動きに合わせてぶらぶらと踊っていた。
 服を着た女性たちの前で一人裸の健次郎は恥ずかしげもなく踊る。
 良香は健次郎に迫った。
「これで誰がキミの支配者かわかったでしょ?」
「はぅぅ…!」
 びくっ… びくびくっ…
 びくっ… びく…
 健次郎はびくっびくっと身体を震わせた。
 M字だった足がぴーんと伸びる。
 良香の指をきゅっと締め付けた。
「あらあら、逝っちゃったのね? 」
「ぅ… ぅ…」

「キミの支配者はだれかな?」
「お、お姉ひゃま… でひゅ…」
 健次郎はそう答えるのだった。

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