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レッスンの後で(5)

 男湯と書いた戸を開けると、そこは露天風呂だった。
 12畳ほどのスペースだ。決して広くはない。ずかずかと遠慮なしに入っていく。
「ったくよ。金持ちは専用の温泉とか…よくやるぜ」
 健次郎は文句を言いながらも、まずは頭を洗い始めた。
 うふふっ…きゃっきゃっ…
 隣から楽しそうな声が聞こえてくる。隣は女湯らしい。真美たちが入っているのかと健次郎は先ほど見た真美のおっぱいを思い出していた。
 おちんちんが少し反応し始める。
 ガララ…
 何だろう?
 誰かが入ってきたようだ。ぺたっぺたっとこちらに向かってくる。今、この別荘には男子は健次郎だけの筈だ。
「…」
 健次郎は目をつぶった状態なので、見て確認することができない。急に怖くなった。
「お兄ちゃんっ」
「ひゃいやーっ」
「あはははははっ」
 ミライの声だ。彼女は健次郎に抱きついていた。
「な、なひやったえんだ!?」
「男の癖にみっともない悲鳴あげちゃってさっ。かわいいっ」
「なんだとっ!?」
 健次郎は言いながらも目を開けられない。
「ちょっと待てっお前。ここ男湯だぞっ?」
「知ってるよ。でもここ、公共の場じゃないんだよ?」
「な!? なに?」
「眞美姉ちゃんの家のお風呂だし」
「でも…一応男湯って書いてあっただろうが?」
「簡単に仕切ってあるだけだよ? 普段は混浴だしね」
「そ…そうなの?」
「でもお兄ちゃんは、そのまま目をつぶってなよ。私の裸は見せらんないからね」
「ぅく…」
 少し期待していたが、そうはうまくはいかないみたいだ。
「あー、なにそうぞーしてるの? おちんちんちょっと勃ってるよ~」
「う…あ… ちょ…見るなよっ」
 健次郎は足を閉じて丸出しのおちんちんを隠すがミライはすばやく股の間に手を滑り込ませた。
「ああっ」
「うははっ」
 ミライは肉棒をぎゅぅっとわしづかみにする。
「いででっ」
 健次郎は腰を引いた。しかし背後から抱きつくミライのせいで逃げ場がない。頭を洗っていた両手でミライの手を退かそうと試みる。だが、それもおちんちんを掴んだ手は握りこんだまま離れないから、健次郎がミライの手を掴んでいるだけになる。無理に引き剥がそうとするとおちんちんが痛くなるだけだ。
「ちょっちょっ…。おま、悪ふざけはよせよっ。いてえから!」
「しょうがないな。じゃあもっとよく見せてくれたら離してあげてもいいよっ」
「ぅ…わかったわかた」
 健次郎は一日を通してずっと恥ずかしいめに遭っているのだ。今さらこれくらいと気を緩める。
「じゃあ、足開きなっ。お兄ちゃん」
「ぉお」
 健次郎が閉じていた足を開いていくとおちんちんを握るミライの手も緩む。すかさずミライが前に回りこんできた。おちんちんが解放されたと思ったら、今度はバスチェアに座っている健次郎の足首を掴んでがばっと開く。
「うああっ」
 足を持ち上げられてバランスを崩し、後ろに倒れそうになった。ミライの顔のまん前に半分勃起したおちんちんが晒される。
「あははっ。おちんちんの裏っ側てこうなってるんだね~」
「ちょ、そんなに見るなって…」
「へぇかわいいっ」
「おっ…ちょっと…」
 健次郎は後ろに倒れないように踏ん張るだけで精一杯だった。
「あはっ。お尻の穴も見えちゃったよ」
「え、おい、ちょっ…もういいだろ」
「お兄ちゃん、おちんちんはちゃんと洗ったの?」
「え?」
「おちんちんまだ洗ってないの? しょうがないお兄ちゃんだな」
 ミライはやれやれといった様子で石鹸を手に取った。それを自分の足の裏にぬりぬりとこすり付けて泡立てる。
 ミライはにまぁっと笑った。
「洗ってあげるね?」
「え、いやいいって…。やめろってホントに」
 健次郎は年下の女子におちんちんを洗ってもらうなんて屈辱的だと思った。しかしミライはそんな健次郎の気持ちなど無視して再び健次郎の足首を掴む。
「皮かぶってるもんねぇ? ちゃんと剥いて洗わないと汚いんだよ? わかってる?」
「あ、をおい…」
「きれいきれいしてあげる」
 ミライは足の指を器用に使っておちんちんを洗い始めた。親指と人差し指をうまく使って皮を剥き剥きする。
「あっ…ぉあっ…」
「うふっ気持ちいい?」
 左足の親指と人差し指で竿を固定した。右の足指の腹を使って亀頭をなでなでする。
「ぇあっ? おっん…あっ」
「ここが一番汚れるんだよね?」
 次にカリ首の周りをなぞるようにこすった。
「ちょっと大きくなっちゃったね?」
 ミライはむくむくと大きくなるおちんちんを見て喜んだ。
「射精したらだめだよ? お兄ちゃん」
 親指と人差し指を上下に運動させて、竿の方も丁寧に絞り上げる。
「お、おお、お…、おっ」
「こっちもちゃんと洗わないとね」
 今度は両足を使う。ミライは金玉の袋を下から突き上げるようにして洗う。青竹踏みのように、その場で行進するかのように両足が交互に伸びてくる。洗うというよりボールで遊んでいるようでもある。
「ぁんっちょっいやっんああ…ん」
「あははっ女の子みたいに声出しちゃって~」
「いや、おいもう…いい…って」
 健次郎のおちんちんはカチカチに固く勃起していた。
「あ、こっちはどうかな? 忘れてたよ」
 ミライは健次郎のお尻の穴に、遠慮も躊躇もなく、右の親指を突っ込む。
「うひゃっ!」
「あははははっ」
 親指がアナルにぬぷぬぷと入っていったり出されたり、その度におちんちんがびくっびくっと跳ね回る。
「あははっ」
「あひゃーぁ」
「ほれほれ~」
「ぅひぅひ…」
 健次郎は年下のミライに足首を押さえつけられて、自由を奪われ、犯されているのだ。
 しかもシャンプーでいまだに目が開けられない。一方的に視姦されている。できることなら、せめてもの抵抗で、男湯に入ってきたミライの素っ裸も見てやりたい。それならイーブンとは言わないまでも、この一方的な責めに一矢報いることができる。
 だが一歩遅かった。
「ほれ~」
 ぬぷうっ
 ひときわ親指が深く突き込まれたとき、びくっと健次郎の身体が震えた。
「ぉうぉっっ…」
 ぴゅぴゅっ ぴゅっ
 びくっびくっ
「きゃっ」
「ぉぅぅ…」
 ぴゅっ ぴゅぴゅっぴゅ
 白濁液がミライの顔に降りかかっていく。
「いや~ん」
 健次郎は後ろにずっこーんと倒れてしまった。うっすら目を開けてミライの顔を見る。
「もうっ。汚れちゃったよぉ。今からお仕置きだからね!お兄ちゃん」
「ぁ…」
 健次郎は確かに見た。
 仁王立ちになって怒っているミライの顔に自分の精液がたっぷりとべとべと貼りついているのは見えた。
 その下にバスタオルをまとってしっかりと局部をガードしている。
 倒れた健次郎は下からミライを覗き込んでいるので秘部が一瞬見えたのだ。
 だが湯煙ではっきりとは見えないという悔しい一瞬であった。

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