セーラー服を脱いで薄紫のブラジャー姿を見せる遥ちゃん。
やっと目的の遥ちゃんの元へ辿り着いた。
おちんちんを他の女子に踏まれてしまい、興奮状態にあった僕は、いつもの定位置に座っていることができなくなっていた。女体をより近くで見たいと思わず遥ちゃんに近づいたのだ。
僕は彼女の至近距離で突っ立ったままじぃっと見つめる。
大丈夫だ。バレていない。注意散漫な遥ちゃんなら気づくこともないだろう。
目を細めて亀頭を隠しながら、僕はいやらしく勃起した竿をスコスコ… と擦りあげていた。
「ふんふん~♪」
音程の外れた下手くそな鼻歌で、セーラー服を畳んでいる。遥ちゃんの柔らかそうな髪が揺れてシャンプーの香りが漂ってきた。ご機嫌の様子だ。
すんすんっ
鼻から吸い込んで胸いっぱいに彼女の匂いを取り込む。
スコスコスコ…
オナニーが捗るよ。
遥ちゃんの胸の谷間、控えめな乳房。余計な脂肪のないくびれ、ぷにっとしたお腹に可愛いおヘソ…。
舐めるように近くでジロジロと眺めてやった。
うぶ毛が見える。きめ細かいピチピチの肌。ああ、こんなところにホクロが。
可愛いよぉ、そのもちもちの二の腕のたるみ…。
ほんのり赤いほっぺたに思わずキスをしたくなる。
スコスコスコ…
僕はしゃがみ込んでスカートの中を覗いた。
暗いけど薄紫色のパンティがよく見える。くいっと上がったお尻が可愛い。
すんかすんかっ
臭いも最高だっ。
遥ちゃんは覗かれて臭いを嗅がれていることにも気づかずに、上半身に制汗スプレーかなんかを身体に振りまいていた。
暑い季節だからね。
僕に気づかず、バカだねぇ~。
スコスコスコ…
「うふふっ」
遥ちゃんはお尻をフリフリして僕を誘っているぞ…。何を楽しそうにしているんだか。
それにしても変な臭いっ。
臭いにもほどがあるよっ。
むせ返る教室で僕は計画を反芻する。
今日こそみんなのセーラー服を強奪しようと思う。前回のリベンジだ。ゴミ袋も再度仕込んできたし、下校までの間に隠しておく場所も見つけてきたし…。
遥ちゃんの股間のあたりを重点的に見ながら僕は舌舐めずりしていた。
ぱさっ
ん?
あ、僕の頭にスカートが落ちてきたのか。目の前が真っ暗だ。
覗き込んでいたら遥ちゃんに近づき過ぎていた。
「あれ? スカートが浮いてる?」
遥ちゃんがスカートを拾い上げる。
「ん?」
「へ?」
僕の目を見つめている遥ちゃん。なんて大きな瞳なんだ。そんな目で見つめられると気恥ずかしいなぁ。
「うわっ 気持ち悪っ」
遥ちゃんが飛び退く。
あ、しまった。目ん玉を見られたんだ。僕は目を細めてすごすごと下がる。大丈夫さ、ちょっとくらいならまだ完全に僕の姿を見られたわけじゃないんだから。
「どうしたの?」
「何か居た。目玉のオバケ」
遥ちゃんは友理子に説明していた。そう言えば今日は友理子の奴、遥ちゃんの近くで着替えていなかった。どこに居たんだ?
「どこに行ったのかしら? 見えないけど…」
「印は付けといたから」
「どんな?」
「バカって書いておいた」
何を話してる?
印だと?
僕は教室の隅に潜んで聞き耳を立てた。
「千菜さんに聞いてみよ」
「うんっ」
遥ちゃんは下着姿のまま移動していく。友理子は既にブルマに着替えていた。遥ちゃんの前を歩いて千菜のところへ。
千菜も着替え終わっている。新品のブルマかな。流石に僕の使用済みは穿かないか。
「ぼそぼそ…」
「うんうん」
遥ちゃんと千菜が話していた。
僕は何となく不安を感じ始めた。
いや、大丈夫さ。透明なんだ。バカな女子が気づくはずが… でも印ってなんだ?
まさか…。
千菜がゆっくりと指をさす。
怯えながらまっすぐに僕を指していた。
「あそこに千菜さんの見た幽霊が居るのね!!」
「はい」
千菜はこっくりと頷いていた。
え??
僕は混乱した。
幽霊だって!? やっぱり千菜は僕の存在に気づいていたらしい。気づくわけないよなと高をくくっていた僕はバカだった。
しかし透明人間である僕が慌てる必要は…。いや千菜には見えるのか? どうやって逃げれば…。
「てやっ」
遥ちゃんはスプレー缶を持って千菜の指定した場所をプシューッと攻撃した。
「うわっ くっせー!」
僕は思わず声を出していた。この臭いは遥ちゃんの制汗スプレー?? 違うっ。ただのシンナーじゃないか!
水色のスプレーが僕の胸に吹きかけられる。
「やっぱり何か居る!」
「くっ…」
僕は逃げ出す。
しかし透明なはずの僕を遥ちゃんは追ってくる。
「待てっ! バカオバケ!」
「はうっ!?」
スプレーでマーキングされて位置が特定されるよ~。
やばいよやばいよ。
「私の足を引っ掛けてたのはコイツね!」
みここがドアの前に立ち塞がった。
僕は勢い余ってそのままぶつかってしまう。ぽよおおおんと胸に顔を埋める形で、みここのおっぱいの感触を味わう。そして怒りのみここに突き倒されてしまう。
「ぁ いってぇ!」
「粉を振りかけましょうっ」
友理子が黒板消しクリーナーを持ってきて中身をカパッと開ける。ぱさぱさっと粉が僕の頭から振りかかってきた。
「ごえっほっ! ごえっほっっぉ!」
僕は涙目になって、自分の身体を見てみると、粉とスプレーで透明な肌が彩られていた。
「えぇ? なになに??」
「何か居るよっ」
教室中の女子たちが騒ぎ始めた。変な物体を見に集まって来るみんな。
「きもっっ!」
遥ちゃんは侮蔑の目を向ける。
「やっぱりすり抜けたりはしないみたいね。思った通りだわ」
友理子が何だか分析していた。
見つかった! どうなってしまうんだ…?
僕はガタガタと震えて勃起したおちんちんを握りしめた。
すうっ……… と透明化が解けていく。
上半身は落描きスプレーでまだらに汚れ、チョークの粉で汚されている。
下半身は剥き出しのまま。粉がふりかかって多少汚れてはいるが、しっかりと肌色が露出する。ぬぼーっとおちんちんを握りしめた男子が出現していた。
「きゃー!」
「いやーー!」
教室中がパニックになっていた。
僕もかつてないほどに慌ててしまう。
まともな思考ができないよ。
逃げることもままならない。
「ハゲよ!!」
「男子だわ!」
「変態!!」
「コイツ、鷹橋じゃね!?」
わーきゃーと騒ぐ割に逃げ惑うなんてこともなくて、紛れ込んだウーパールーパーでも見ているみたいだ。生態はよく解らないが、凶暴ではなさそうだと判断されているっぽい。
「鷹橋だっ」
「エロよ!」
取り囲まれた僕は膝立ちになって、握りしめたおちんちんをスコスコと動かしていた。
「ナニしてんのっ!」
「キモッ! シコってるコイツ!」
嗚呼! 違うんだっ。手が震えてオナニーしているように見えるだけだよっ。僕は混乱して握りしめた手を離せないでいた。
スコスコスコ…
「何でここにいるんだっ オマエ」
「先生呼ばなきゃ」
「死刑よ こんなやつっ」
「何で勃起してんだテメー!」
スコスコスコ…
全方向からいろいろ言われて何が何だか解らない。下着姿の遥ちゃんや体操着ブルマの女子たちに侮蔑の言葉を浴びせられて、僕はビクビクッと言い知れぬ快感を味わっていた。
脳内に何か分泌されているみたいだ。
下着姿の遥ちゃんが前に出て、片足を上げる。すべすべでムチムチで美味しそうな太ももが、ぷるぷると上がっていく。細い足首だ。可愛い靴下と汚い上履きが僕の目の前に。
「まずはソレをやめてよ!」
遥ちゃんは僕の顔面に足の裏を勢い良くぶつけてきた。
ぐしゃっ
鼻が押し潰されて、上履きのかかとが口に入ってくる。
「おぶっ…」
僕は大の字になって床に倒れ込んだ。
勃起させたおちんちんをみんなに晒して。