・透明人間で

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透明人間で(11)

「学級… 裁判?」  間の抜けた顔で反芻する僕。 「そう。鷹橋は未知の力を使って、千菜を襲った件、改めて話し合いましょう」 「ほぇ…」 「初めはテニスをしていたときだわ。運動場の足跡に、砂の幽霊。遥にケガをさせた何者かが居ると思った。後で男...
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透明人間で(10)

「こいつなんなの?」 「何で裸なのよー?」 「信じられなーい。あのマジメな鷹橋が…」 「ハゲてるよっ キモッ」  僕の顔をクラスメイトの女子たちが覗き込んでいた。隣のクラスの女子も混じっている。円陣を組むようにして僕を囲んで、僕はいったい何...
・透明人間で

透明人間で(9)

セーラー服を脱いで薄紫のブラジャー姿を見せる遥ちゃん。  やっと目的の遥ちゃんの元へ辿り着いた。  おちんちんを他の女子に踏まれてしまい、興奮状態にあった僕は、いつもの定位置に座っていることができなくなっていた。女体をより近くで見たいと思わ...
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透明人間で(8)

「いや… 叩いたというかぁ… ちょっと肩が当たったっていうかー… 別に泣くようなことじゃないと思いまぁす」  斜め上を見ながら、口を尖らせて答える。  僕は至ってまじめな生徒だ。 「何あの態度…」  ヒソヒソ… と女子たちの反応。 「でもち...
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透明人間で(6)

それは突如 訪れた僕の人生最大のピンチだった。  僕は素っ裸になってブルマを股間に巻きつけている。  陰茎はこれでもかというくらいに勃起していた。千菜のブルマを手に入れて以来、ずっと手放せなかった。履いてみたり頭にかぶってみたり。千菜と一緒...
・透明人間で

透明人間で(5)

人を逃げようと思わなくさせるためには恥の感情を利用するといい。  極端な話、服を奪ってしまえば女の子なんて泣きべそかいてうずくまるだろう。部屋に監禁するにしても全裸なら外に出るのも嫌がるに違いない。  命に関わる事態になれば素っ裸のまま逃げ...
・透明人間で

透明人間で(4)

「きゃー!!」  遥ちゃんの恐怖に引き攣った表情が印象的だった。  僕は遥ちゃんのムチムチな太ももに向けて思いっきり射精してしまったのだ。かなり危険な行為である。でも我慢できなかったんだよ。  あんなにすべすべで生っ白い、美味しそうな太もも...
・透明人間で

透明人間で(3)

「それっ」  遥ちゃんがおっぱいを揺らしてゲームに出ていた。  華麗なサーブだ。テニスボールが弧を描いて飛んていく。  すかさず遥ちゃんはコートに入って、腰を落とす。大股に足を開いて構えた。  僕は背後霊のようにつきまとう。  何て素敵なお...
・透明人間で

透明人間で(2)

擬態を解くと、僕はさっそく遥ちゃんの机に向かった。  カーテンの締め切られた教室に、女子たちが脱いだばかりのセーラー服がいっぱい…。ここはパラダイスだ。遥ちゃんの席に生尻をくっつけて座った。  机の上に載せられたセーラー服を手に取る。  ぬ...
・透明人間で

透明人間で(1)

僕に光学迷彩の特殊能力があると解ったのは去年の今ごろだ。  簡単に言うとカメレオンみたいな擬態能力である。  肌が背景に同化して、周囲の人の目から姿が隠せるのだ。  すっぽんぽんになることで、まるで透明人間さながらに誰からも認識されなくなる...
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