一週間お休みしたので多少はリフレッシュして連載再開したいと思います。こちらのブログもそろそろ新しい企画を始動させていこうかなと考えていますが、忙しすぎて今年中は動けないかも。。
☆ファンティアの18時更新分の試し読みになります。
超能力で(10)
「ぅぅ…」
女子の前で全裸になって土下座だと? なんという酷い仕打ちだ。人前で全裸だの土下座だの…。そもそも女に頭を下げるなんて大の男のすることじゃない。
僕は反抗的な目で陽向(ひなた)を睨み返していた。
キュッとなにかが絞まる。
「!?」
「今から少しずつ負荷を加えますよ。いいですか、早くしないと潰れるかもです」
「な、なに…?」
僕は違和感の正体に気づいた。金玉だ。柔らかな指に包まれているような感覚…。陽向の超能力で四方八方から圧を加えられているのだ。
「ひぃぃいぃぃ…」
「貴方が先輩たちにしようとしていたことです。全裸で土下座させるなんて酷いと思いませんか?」
金玉が超能力によって締め付けられる。
「ひぃっ… ぃぃいいぃいぃ…」
駄目だ。質問に答えるどころじゃない。逆らえない。徐々に圧迫の力を強めて止まる様子がないのだ。キリキリと圧迫されて放っておいたら潰れてしまうという危機感を覚える。
「わかった。わかったから…」
大人しく従うしかないのだろう。僕は初めて真の恐怖というものを感じていた。ギブアップのジェスチャーをして恥も外聞もなく許しを請うた。
「…じゃあ2階へどうぞ」
超能力の発信源と思われる陽向(ひなた)がすっと髪をかき上げて、踵を返した。2階へ向かうのだ。わざわざ超能力で僕を操らなくても僕が自ら進んで2階に上がっていくという確信があったのだろう。悔しいが従わざるを得ない…。
【本編に続く…】
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少しリニューアルして目次を付けました。
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毎週日曜昼の12時に更新予定。ライトエロ変態小説「美少女遊戯」執筆中。
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