・初恋のあの娘の前で

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【プレビュー版】初恋のあの娘の前で

それは初恋の女子だった。 「きゃっ」  理科室へ移動中の出来事だ。  セーラー服のスカートがふわりと捲れ上がるのを見た。  俺は目を見張った。突然 強い風が吹いて、思わぬところで夢にまで見た憧れの女子...
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「初恋のあの娘の前で」長編執筆中 抜粋禄(4)

俺は男として扱われない。  彼女たちにとってはディルドでしかないのだ。 「まだ触ってもないのにビンビンじゃん。パブロフの犬みたいっ」  演劇部の女子たちは練習後の疲れを見せることなく練習着を脱ぎ始めた...
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「初恋のあの娘の前で」長編執筆中 抜粋禄(3)

「ちょっとやだ。社会の窓全開じゃん」  早希がトイレから帰ってきた俺の失態にいち早く気づいた。言われてからアタフタと背を向けてチャックを上げようとする。だが振り向いたそこには南のでかい身体が壁のように...
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「初恋のあの娘の前で」長編執筆中 抜粋禄(2)

夏休み。  俺は演劇部の女子たちに引っ付いて合宿に参加することになった。  江群凰館(えむおうかん)と呼ばれる名門女子高の旧校舎に泊まるようだ。森に囲まれた古めかしい建物で、昨年までは女子高の校舎とし...
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「初恋のあの娘の前で」長編執筆中 抜粋禄(1)

僕の中学時代にはゴリゴリのヤンキーがまだ生存していた。短ランでボンタンでリーゼントみたいな。 美里がそっち側に恋焦がれて行ってしまうのが悲しかった。ダメ男とかワルって真面目なやつより人気があるんですよ...
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初恋のあの娘の前で(4)

「やりすぎかな?」  千代がボソリと言った。 「甘いよ。コイツ美里のパンツ見といて謝りもしないんだよ。それに私たちおっぱい触られたし!」  早希が冷酷に言う。俺の髪の毛を掴んで顔を上げさせた。赤面して...
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初恋のあの娘の前で(3)

その深衣奈の一言で俺は凍りついた。 「美里ちゃん、コイツのブリーフ脱がしてあげなよ」  深衣奈は美里の肩をたたいた。俺は引きつった顔を美里に向けた。好きな女子なのに。みんなの前で好きな女の子にパンツを...
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初恋のあの娘の前で(2)

部室は暗幕が張られていて薄暗い。俺は部屋の中央に転がされた。部屋の外周には机が積まれていて、演劇部の部員たちが何人か居た。1年が多く、2年も顔を知っている同級生が何人か混じっている。演劇部は女子ばかり...
・初恋のあの娘の前で

初恋のあの娘の前で(1)

「きゃぁ」  強い風が吹いて美里の制服のスカートがふわりと捲れ上がった。  次の授業は教室を移動しなければならない。その移動中の出来事だった。俺は偶然にも彼女の後ろを歩いていた。だから見てしまったのだ...
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