水泳の授業前にお漏らしをした男子の1日を追体験する小説です。試し読み版【ファンティアで先行公開】
誰だって糞を漏らすことくらいあるだろう。生きているのだから当たり前だ。
それをネタに笑い者にするなんて僕には理解ができない。最低だ。
この世では弱肉強食こそが真理であり、弱いものがさらに弱いものを叩くという人間の原理もある。なんて浅ましいんだ。人間はもっと高潔な生き物なんじゃないのか? 辛く苦しいこの世をそれでも生きて行かなければならないなんて、僕たちはいったい何を目指しているのだろうか。
これは僕が実際に体験した世にも恥ずかしい物語である。