理不尽だ。
「えーん。お兄さんが虐めてくるんですー」
大樹が猿芝居で功を指差す。
3人組は泣くフリをして高井先生から事情聴取を受ける。
「ぁ、先生。あのね… 功は…」
「お兄さんも悪いとこあったよ!」
桃が野乃の進言を邪魔した。野乃はただ一人、功を擁護しようとしているみたいだ。先生に功は悪くないと説明する。しかし以前のお尻叩きを見ていないので、他の女子が何を期待しているのかよく解らない。桃は功にも非があったとケンカの経緯を安井先生に説明する。
「あ、あうう…」
功はアワアワと慌てるばかりでうまく説明できなかった。
「両方にいけないところがありました」
寧々の説明で安井先生は納得したようだ。一方的に功だけが悪いとならなかったことだけが救いだ。大樹たちは高井先生がガミガミと叱ってくれる。正座させられてくどくどと説教だ。泣きついて「ゴメンナサーイ」と棒読みのセリフを唱えていた。この後 彼らはプールサイドでずっと正座させられたという。
「せんぱいったらまたアヘ顔するのかな? うふっ」
「やーだー。功くんまたお尻叩かれる〜」
桃と寧々はワクワクしている。野乃は見守るばかりだ。
「どうして一番 歳上なのにちゃんとできないの!?」
大きな胸を揺らして功の首を引き込む。
「ひえっ」
「お仕置きね」
飛び込み台に腰掛けた安井先生は膝の上に功を腹ばいにさせる。
「ぇぇぇ…」
お尻をプールサイド、つまり、みんなに向ける形になった。プールの水面が目の前に映る。安井先生は功の胴を抱え込む。
ずりずり…。
競泳パンツを脱がされていく。膝まで下げられた。ぷりんっとお尻を突き出す恰好だ。
「きゃっ…」
「うわ…」
女子たちが注目する。
「功くんっ。これは功くんのための罰ですからねっ」
安井先生は手を振り上げた。功は観念する。説明下手の自分にはどうすることもできなかった。自分は何一つ悪くない。悪くないのだ。ただ授業前にトイレに行っただけ。1ミリも悪いところがない。完全なる正義。この裁きは不当である。
しかし口が回らないと年齢に関係なくバカと見做され、悪になるのだ。
パァン!
もう一度 繰り返す。不当である!
しかし、お尻は弾かれた。
銃声のような響き。
「ひっ」
尻肉がぷるっと打ち震える。
女子たちはちゃっかりとお尻の前に集まっていた。向こうで高井先生に怒られている3人組には誰も集まらない。
パァン! パァン!
「ひぎっ」
館内によく響く。
ビクッと痛みに耐えた。恥ずかしい恰好だ。羞恥に顔が真っ赤っ赤になってくる。ずらされた水着によって、またしても見られたくない股間が丸見えだ。余すところなくおちんちんを大公開した。
蜂に刺されたような痛みが全身に広がる。
功は毎日顔を合わせる同級生に情けない姿を見られて死にたいくらい恥ずかしい。野乃はこの光景を初めて見るだろう。ごくりとツバを呑んでいるのが解った。桃たちが功も悪いことにした理由がなんとなくだが理解できたようだ。
パァン! パァン! パァン!
「あっ あがっ いやっ!」
股をモジモジと閉じておちんちんを見られないように工夫した。しかしお尻を叩かれるというこのお仕置き自体が恥ずかしい。立派な一人前の男が女子の前で見せていい恰好ではない。かなりの屈辱を伴う。お尻の痛みより精神への痛みのほうが大きいのだ。
パァン! パァン! パァン!
パァン!! パァン!! パァン!!
だんだん強くなる。
「先生だって手が痛いのよ!? 反省しなさい! 悪い子ね!」
パァン!! パァン!! パァン!!
「あひっ いやあっ あんっ!」
あまりの痛みにジタッ バタッと股を開いてしまった。金玉の裏側や恥ずかしいお尻の穴まで丸見えだ。桃が功の顔を覗き込む。お仕置きされちゃうような情けない男子の惨めな顔を拝みにきたらしい。
「うふふっ」
うっとりと桃が眺める。年上の男子がみっともなく叱られるところを面白がっているのだ。
パァン!! パァン!! パァン!!
「ひぃ! 痛いぃいひ!!」
ジタバタと暴れる功。
鼻水がぷしゃー! どばばっと吹き出した。
「やだ… くすっ」
寧々は膝立ちになって後ろの女子にも見えるように配慮する。功のお尻がお猿のように真っ赤っ赤になっていく過程を愉しんだ。
「へぇ…」
おちんちんの裏っかわってこうなってるのかと野乃も両手を膝に充てて中腰になって見る。むくむくとまた功のおちんちんが勃起していくのを見逃さなかった。
むくりむくりと反り返って安井先生の太ももに先端がちょんっと付く。
あんなに小指の先っちょみたいだったおちんちんがこんなに大きく…。野乃は「うわぁ」と感嘆する。人差し指ほどに太く、大きく、立派になったおちんちんに感動したのだ。
パァン!!
叩かれる度にちょんっちょんっとムチムチの太ももに先端を押し当てるのだ。やがてフル勃起を果たして見事に陰茎は反り返った。
お尻を叩かれているのに勃起するんだ? と野乃は不思議に思う。ぽけぇっとその異様な光景を見守った。
パァン!! パァン!! パァン!!
叩かれる度に金玉袋が女子たちの前でぶらぶらとアメリカンクラッカーみたいに揺れた。無駄に勃起した肉棒も当てどなくぷらぷらと宙をさまよう。挿入する場所もないのに、女子たちの前で無駄にガッチガチに硬くなり、女子たちの前で無駄に一人だけ興奮し、女子たちの前で無駄にみっともなく反り返って
しまっていた。
しまっていた。
パァン!! パァン!! パァン!!
「あんっ あがんっ もうイヤっ」
じんじんと燃え上がるようだった。本当に火が付いているのではないか。先生の手もかなり痛いはず。それでも愛のムチは靭やかに生尻を打った。
「もうやめへっ」
パァン!! パァン!! パァン!!
「駄目ですっ 反省の言葉が聞こえてきませんっ!」
気持ちよくもなんともない。しかし勃起が止まらない。ガマン汁が垂れていた。後ろからみんなにしっかり観察されて恥ずかしい。
女子たちはお仕置きされて興奮して勃起するなんて… と引いて見ている。
「うぇえぇ… いたひい… もうやへて… くらはい…」
下級生女子の前で恥も外聞もなく大泣きする最上級生。功は情けないと思うも涙が止まらなかった。暴れる内に水着は脱げて右足首に引っかかっている。恥ずかしい部分がすべて丸見えで痛みと同時に快感が伴ってきた。
バチンッッッ!!!!
尻肉が振動して何重にも波打つ。真っ赤に染め上げられた恥ずかしいお尻だ。ぷっ… くすっと女子たちに笑われてしまう。すべてを晒して功は「ゥッ」と快感に酔う。
精通していないのでドライオーガスムなのかも知れない。
パァンッ!!!
ビクッ
パァンッ!!!
ビクンッ!
パァンッ!!!
「ゥッ」
お仕置きされる失態を同じクラスの野乃にマジマジと見られてしまった。
汚いお尻の穴やガマン汁を吐き出すという痴態を後輩である寧々にしっかり観察されている。
絶頂に酔う醜態を歳下の桃に間近で眺められて顔から火が出るほど恥ずかしい。
「ごめんなさいって言えれば叩かれなかったのにね?」
桃はにっこりと微笑んだ。
パァンッ!!!
ビクッ
パァンッ!!!
ビクンッ!
功はアヘ顔でおちんちんをビクビクと震わせて快楽に酔い痴れるのだった。
終劇です。
他の小説を書くのに夢中で更新時間 忘れてました。すいません。
いやあお尻叩きされるのって本当に楽しいですね!
男のプライド、ボッコボコです。
作品のご意見・ご感想・ご批判ありましたらお願いします。
シチュリクエストもあればまた書きます。
コメント
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めっちゃよかったです!いままでで1番好きな話しでした!有料のやつも読みたくなりました!
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面白かったです。
『閉ざされた村で』も楽しみにしてます。
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> めっちゃよかったです!いままでで1番好きな話しでした!有料のやつも読みたくなりました!
読んで頂いてありがとうございます。
同人作家の励みになります。
感謝。
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> 面白かったです。
> 『閉ざされた村で』も楽しみにしてます。
面白かったコメント頂けると活力になります。
『閉ざされた村で』も面白くなるようがんばります。
ありがとうございます。
感謝。
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今さらなんですがこの作品楽しませてもらってます!冤罪お尻叩きのシチュエーションは自分のなかで最高なやつでした!大変だと思いますが執筆活動応援しています!
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応援コメほんとに嬉しいです。書く意欲が湧いてきます!
反対にディスりコメントは書くことから遠ざかりたくなるけど。。
お尻叩きという男のプライドを叩き壊す恥ずかしいお仕置きで勃っちゃうような人たちのために書き続けますよー。