たまにはFC2ブログも更新です。ファンティアの最新作試し読み公開と今後の方針についてもあれこれ考えます。
銭湯ウォーズで(5)
「あ”ぁ”あ”ぁ”! 銭湯なんて久しぶりやっ」
域杉正義(いきすぎ まさよし)くんは熱い湯船にどっかりと浸かった。彼の皮膚は熱湯をものともしないようだ。僕は隣で湯をかき混ぜて少しずつ慣れさせないと入れない。
「3対4ならあいつらも無茶はしてこんだろう」
兄、九南 祥太(くなん しょうた)が一つ向こうの湯船で寛いでいる。兄ちゃんも皮膚が強いらしい。
「また舘軒たち来るかな…?」
「ガハハ! 来れるもんなら来たらいい。そのためにおれが一緒に来たんやろ」
確かに正義くんには敵わないと思い知らせたわけだからなんの対策もなしではやってこないだろう。土地の利権なんてものは簡単に諦めるようなものではないのだ。戦力を増強してくるに違いない。
かぽーん
花好ノ湯(はなずのゆ)は静かだった。
こちらの戦力は男子3人に店員の湯好真凛(ゆずき まりん)を加えた4人。実質3人なわけだが、舘軒らが1人でも戦力を増やしたらそれだけで苦しくなる。正義くんは余裕のようだが僕は不安だ。それに利権の闘争は子どもの喧嘩ではない。舘軒グループが本気を出したら為す術もないだろう。何か本格的に対抗策を練らないといけないのだ。
ガララ…
「あ、き、来た…」
昨日今日と静かだったが、悪魔たちは前触れ無く現れる。店員用の扉から水着姿の女子が3人現れたのだ。警戒していた僕は真っ先に目が合う。
「ごきげんよう~」
舘軒優姫菜は変なポーズを取りながら笑顔を振りまいた。
【本編に続く…】
まだ序盤なのでぜんぜん本編に入れませんね…。男子女子のいがみ合いはしばらく続きます。
さて今後の方針ですが、こちらのブログをどうしたもんかなと思いまして。悩んでいたのですが、9月からまた細々と更新していくことに決めました。
微妙にリニューアルして、chuboo小説を読めるだけのブログから皆様のお役に立てるサイトへと変えていこうかなんて思っています。これならファンティアと棲み分けできますし。もっと愉しくなっていくような気がしています。
リアルCFNMで遊びたい欲求もありますが、具体的には近日発表ということで…。