小さい頃の一人遊びってどんなことやってました？ 全裸で外に出てパンツを拾いに行くのって普通ですよね

　新作の『雛祭りで』とクライマックスの『遠足で』。両方とも共通してお外を全裸で歩行しますが、僕は小３か４のときにパンツを窓の外に投げ捨てて、全裸のまま誰にも見つからないように外に出て取りに行くという一人遊びをしておりました。裸のまま外に出るという背徳感が堪らない変態の片鱗を見せた異常な遊びでした。

　始めは誰にも見つからなかったのですが、窓を開けたときにちょうど隣の家のおばさんと目が遭ってしまいました。パンツを投げ捨てるために全裸でしたのでばっちり見られてしまいましたねえ。恥ずかしいというより、遊びが失敗して悔しかったです。それ以降辞めました。

　おばさんも日常生活に突然、全裸男子が現れてビビったでしょうね。

＊

　以下ファンティア投稿のご紹介です。

　遠足で森林公園に行ってお弁当を食べるだけのお話。男子一人だけ全裸で歩行します。

☆ファンティアの土曜１８時更新分「遠足で（９）」試し読み

「やめろっ！ 見るな！ 放せ！ ぐぞぉ！ お前ら覚えてろよ！」

　猫の集団に投げ込まれたドブネズミのようだ。俺はぷるぷると震えが止まらず、虚勢だけを張っている。目の端に涙まで浮かべて。情けない姿だ。

「ぐがお！」

　俺は今まさに尊厳を奪われようとしている。顔を真っ赤にして本気の抵抗をして見せた。獰猛な獣の姿で女子をビビらせてやる！

「ぐがああ！」

「おほほ。勇ましいこと。おちんちんぴんこ勃ちの癖に」

　舐めた様子で櫛名田（くしなだ）が鼻で笑った。

　同じクラスでいつも勉強して遊んで一緒に生活をしている女子たちが、今は一方的に俺の裸を見下ろしている。自分たちはジャージを着て生肌を隠しているのに。

　びーん

　俺は殺気立った肉棒を余すところなく彼女たちに見られていた。

「ちくしょうめっ」

　今までは池で溺れたところを助けてもらって服を乾かすために脱がして、助けてくれたという負い目のようなものがあった。だから甘んじて裸で歩くことを受け入れていたが、今は四肢を拘束され、おちんちんにただ悪戯をされている。これは悪意だ。

　始めからこうするつもりだったのではないか？ おかしいと思ったんだ。服が濡れたからって裸で歩いて遠足を続行するなんて！

「誰か！」

　大声で叫んでも誰も助けに来やしない。

「五月蝿いですわねぇ」

　にんまりとしたスクールカーストトップ、櫛名田は指で俺の肉棒を軽く弾く。

【本編に続く…】

　本編は有料プランですが、こちらから

＊

　こちらは男子の集団全裸ものです。長いお話になる予感。全員の童貞が奪われるまでお話は続くのでしょうか。

　とある田舎の奇祭、雛祭り（裸祭り）がテーマ。元服で大人になった主人公たちは町を全裸で練り歩きます。お披露目をした後は、お姉さんたちによる筆下ろしで男子全員の童貞を奪うという恐怖の祭りです。

☆ファンティアの毎月２５日２０時更新分「雛祭り（１）」試し読み

　都心から離れた山奥の小さな村には都会の常識から外れた奇祭・珍祭があったりするが、僕の村にもとびきりのヤバい祭りがあった。

　女子たちによる女子の自由を主張する女子のための祭りだ。

　門外不出。一切の撮影、取材はNG。口外無用。禁を犯した者は神罰が下るだろう。

　こんな村、出てってやる！

　今更そんなことを言ってももう遅い。僕は館花陽向（たちばな ひなた）の前でパンツを下ろしながらそんなことを思った。

「くそ…」

　女子たちの前でおちんちんを出すことが屈辱だ。半ケツを出しながらも局部はまだ晒せていない。少しでも恥ずかしさを軽減させるためにクルッと回って女子たちに視線に対してお尻を向けた。

　いろいろ立ち回ったけど、結局僕には祭りを阻止するなんて不可避だった。

　娯楽の少ない子どもの頃は毎年の祭りが楽しみだった。普段は威張っている男性陣も祭りの期間中は女性陣に追い回されて、節分の豆撒きでもやっているみたいで面白いと思ったものだ。

　いざ自分がプレイヤーの立場となるとこんなにも悲惨なものはない。自分が男性であるということが恥ずかしいとさえ思った。

「はっはっ なんだよ、武満（たけみつ）。躊躇してたらずっと恥ずかしいままだぞっ」

　古めかしい教室の中で校長先生が囃し立てた。渡久地 常蔵（とぐち じょうぞう）という名で熱血漢かつ学者然とした、薄っすら剥げ始めた５０代のイケメン紳士である。

「ふふ。なにアレ。意外に小っさいね」

「剥けてないじゃん。これでみんなどこが元服（げんぷく）なわけ？」

　ヒソヒソと同級生の女子の声が耳に届いた。小声だから誰が発言したのかはよく解らない。

　カーテンを締め切った室内灯だけの薄暗い部屋。僕よりも先に７人の男子が同じように女子生徒の前でパンツを下ろしていたのだ。

「おい、あんま見るんじゃねえっ」

　よく通るドスの利いた声が教室に響いた。明らかに女子を威嚇する声。ロン毛の似合う竜寓地 賢（りゅうぐうち けん）だ。

「うふふ。目の前で脱いでて見るなだって。堂々としてなくて男らしくないよね」

　上村里奈（かみむら りな）はニヤリとしながら一際大きな声で僕たちを挑発する。ウェーブのかかったロングの髪に赤いリップの女子だ。クラスの中では垢抜けていて制服のスカートもけっこう短い。足を組み替えてさらに僕たちを挑発した。

【本編に続く…】

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