そうだ、原付で北海道に行こう。といきなり思って原チャリで家を出ました。箱根の峠で車に追いかけられ、東京に着いて、そこからは嫌になって電車を乗り継いで北海道へ到着。宿も予約せずに行き当たりばったりで変な民宿に泊まったりして、どこをどう歩いたかも解らないまま「すすきの」に辿り着きました。
初めてのソープ。初めてのセックス。初めてだらけでドキドキしていましたが、何も解らない内に騎乗位でイかされていました。
童貞を守ることに重きを置いていなかった僕は、そんなもんだよな… となぜか失意を感じ、同時に歓喜も味わいながら夜の街を走った覚えがあります。
原チャリで帰るのも嫌になっていたので、高く付いてもいいので宅配便で送り返しておきました。僕は北海道から飛行機で地元へ帰りました。淡い思い出でした。
☆ファンティア毎月25日20時更新分「雛祭りで(10)」試し読み
知冬(ちふゆ)が惨めに犯されて連れて行かれてしまった。
意識のないまま殴られ、犯され、童貞を奪われて全裸のまま担がれていったのだ。僕は怖くてその場を一歩も動けなくなり、やがて草むらの中で睡魔に襲われた。
「ぅぅ…」
これは非常にまずい展開だった。全員生還が目標だったのに、既に僕のせいで一人失うことになったのだ。棒立ち主人公みたいで情けない。
「…」
失意の中で目を覚ますと、おちんちんだけはすこぶる元気で見事な朝勃ちだ。悔やんでも仕方がない。
でも辺りが暗い。
まだ陽は昇っていないみたいだ。一晩も経っていないのか…。髑髏沼(どくろぬま)の周りにはもう円堂耀(えんどう ひかり)と香坂毬乃(こうさか まりの)の姿がなかった。あの二人と鉢合わせたのは運が悪かったとしか言いようがない。それにしても知冬はどこに連れて行かれたのだろうか?
とにかく誰かと合流しなきゃ…。
目指すは山奥、頂上付近。鬼の墓場と言われる大きな滝が奥へ進んでくとあるはずだ。予め決めておいた合流地点である。そこに行けば萬治郎(まんじろう)や賢(けん)も居るだろう。武器や特攻服も用意してある。もしかしたらグズグズしている僕以外は全員合流しているかも知れない。周りを警戒しながら静かに歩を進めた。
今は午前1時か2時くらいという感じだな。夜明けまで程遠い。
麓の村で飼われている犬の遠吠えが微かに聞こえた。フクロウかミミズクか知らないけど怪鳥の鳴き声もする。僅かな月明かりだけど頼りに歩いていく。
闇の中をただただ全裸で歩き続けた。勃起も自然と治まる。何事もなく30分ほど歩くと鬼の墓場に到着した。
「!?」
遠巻きに様子を見ようと木の陰から顔を出したところ、僕はとんでもない光景を目の当たりにしてしまう。
合流地点には、黒い特攻服を着た萬治郎と賢が仁王立ちして並んでいた。その後ろには木崎哲(きざき てつ)と馬耳佳祐(ばじ けいすけ)が背中を向け立っている。いずれも特攻服を装着済みだ。彼らの背景には落差30メートルはある大滝が轟々と音を立て流れている。
驚くのは彼らの足元だ。
服装の乱れた村の女子たちが倒れ伏している。ざっと十人くらいか。中には僕と知冬を襲った鈴置礼音(すずおき あやね)のチームメンバーも入っていた。
【本編に続く…】
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