良香は悪戯っ子の目になっていた。
「眞美に送信されたくなかったら、一緒に楽しく遊びましょうよ?」
「う… はい」
「バンザイして」
良香に言われるまま両手を突き上げる。Tシャツと上着をすぽんっと脱がされてしまう。
良香の手が健次郎のカチャカチャとベルトを取り外し、制服のズボンを降ろされる。
「あらっ 今日も真っ白なブリーフなのね? 何なの? こだわり?」
「いえ… これしかないので」
「逆に今どき珍しいけどねー。あらあら、もうこんなにもっこりさせちゃって…」
裾に指を引っ掛ける。
「何よ、口開けちゃってさ。今からそんな表情してたら後が保たないわよ?」
良香は言いながらブリーフをあっさりと引き下ろした。
ぴょこんっと半勃起したおちんちんがお姉さんの目の前に晒される。
靴下を残して、瞬く間に裸にされてしまった。
健次郎は先月のピアノ強化合宿を終えてしばらくは平穏な日々だったが、突然現れた良香に例の痴態写メを見せられて、クルマに強制的に乗せられた。学校帰りに拉致され、現在に至る。
「相変わらず、かわいいおちんちんね。皮かぶっちゃって、先っちょの穴がギリギリ見える程度ね」
良香に観察されておちんちんが少し上を向く。
「座りな」
ソファに身を預けるように促されて健次郎は腰を下ろす。下ろした途端に足首を掴まれてがばりっと開かれた。
「ああっ」
覚悟していたが、実際に歳上の女性に向かって両足を開いておちんちんを見せるのは恥ずかしい。思春期真っ最中の健次郎には耐え難い恥辱。
力尽くで女性に押さえつけられておちんちんを見られるのは、何だが男性としてダメなんじゃないか。
しかし屈辱を感じれば感じるほどにおちんちんは上向いた。
「ああらぁ? ちょっと勃ってきたんじゃない? まだなぁんにもシテないのにね?」
良香がせせら笑った。足を閉じようとする健次郎。しかし良香の両手がしっかりと健次郎の足首を掴んで離さない。
「毛がだらしないなー。剃ってあげようか?」
「い、いやっ。せっかく生え揃ってきたので」
「ダメよ。眞美は毛深い男、嫌いって言ってたわよー?」
「な… なるほど、じゃぁ剃りたいな…」
「後でお風呂場に行きましょう」
良香はさらに足首を持ち上げて、目の前の男をちんぐり返しにする。お尻が天を向いてアナルが丸見えになった。
「今日は何して欲しい? お尻を犯してあげよっか?」
「そ、それはちょっと…」
良香は唾を垂らしておちんちんを汚した。べっとりと亀頭に絡まる。敏感に反応をしめしたおちんちんがムクムクと膨張し、反り返っていく。
「あらあら」
足が押し広げられたまま、良香の頭が沈み込んでくる。大きく口を開けて舌を伸ばしてきた。糸を引いた舌が亀頭に密着する。
「あんっ」
電流が走ったみたいに健次郎の身体がビクンッと跳ねた。
おちんちんも跳ねて暴れる。良香はそれを抑えつけるようにして口の中に亀頭を含んでしまった。
くちゅ
ちゅっ
ぺろりっ
良香の口の中で亀頭が舐め回される。眞美やミライちゃんにはない大人のテクニックだ。口の中で丁寧に皮が剥かれて、カリ首を重点的に責められる。カリに沿って舌が這っていく。ときどき思い出したかのように舌で突かれる。
健次郎の顔がすぐに眞美に対する罪悪感も消し飛んでしまい、うっとりと口を開けていた。手を使わずにフェラチオされているだけだ。健次郎にとっては未知の快楽。
腰が艶めかしく動いているが、竿はしっかりと良香の口の中に固定されている。逃げたくても逃げられない。
じゅぽっ
くちゅ
じゅぽっ
くちゅ
じゅるるっ
くちゅぅ
じゅぽっ
くちゅ
じゅぽっ
くちゅ
良香の奉仕が止まらない。無言のまま良香の頭が上下し、淫靡な音だけが部屋にこだました。
「ん… ぁ…」
やがて健次郎の喘ぎ声が漏れ始める。我慢していても自然と漏れてしまう。
じゅぽぽっ
くちゅるっ
じゅぽぽっ
くちゅる
じゅるっ
くちゅ
くちゅ
ちゅ
くちゅ
バキュームのように吸い上げては唾をたっぷり陰茎に絡ませてくる。矢継ぎ早に竿と亀頭が責められて性感が高まっていった。
良香の服装には一点の乱れもない。髪も整ったまま、メイクもそのまま外出しても大丈夫そうだ。
対する健次郎はだらしなくよだれを垂らして、顔が真っ赤っ赤に燃え上がり、全身から汗を噴き出している。
歳上とは言え女性にここまで手籠めにされて男としては情けない限りだ。
良香の上下運動はさらに激しくなる。一秒間に何ピストンしているのだろう? 健次郎の目には残像が残るほど光速だった。めちゃくちゃな激しさ。まるでおちんちんが犯されているようだ。
健次郎の両手はソファーの表面を握りしめたまま離せない。
腰が跳ねて、足をジタバタさせる。
あまりの激しさに「あんっああっ! ああんっ!んんん〜」と健次郎はよがった。
泣き叫ぶようにして許しを請う。
生温かい口の中という未体験の快楽に理性を失っていた。
身を捩り、過度な快楽から逃れようとする。
しかし、か弱いはずの女性に押さえつけられて動けない。
健次郎は知らず内に涙を流していた。鼻水も垂れ流されている。
「あはははぁん! あっ いゃああんっ んんっん〜ん」
どぴゅっっっ
どぴゅうっ
ぴゅっ
ぴゅうっ
ぴゅっ
ぴゅ
ぴゅっ
白濁液がそこら中に飛び散って、良香の顔を汚してしまう。
健次郎は夢心地で、放心状態に陥るのだった。
次に目を覚ましたとき、部屋の中が修羅場になっていると知らずに。