「事情はわかった」
「ぐすっ」
俺は全裸のまま正座していた。
ホテルの先生の部屋で飯田先生がベッドに腰掛け、足を組み、腕を組むスタイルで俺を睨んでいる。女風呂のほうの入浴を監督していた体育の教師だ。女子たちからは恐れられる鬼である。
「笹木ぃっ。それから他の3人も入ってこい!」
飯田先生は俺の背後に呼びかける。ドアの向こうで聞き耳を立てていた女子たちが居るようだ。俺はまったく気づいていなかったけどな。
ゾロゾロと俺のおちんちんを弄んだ4人が入室してきた。
「草凪から聞いたぞ。お前たち5人は入浴が終わってまっすぐホテルに戻ってこなかったらしいな?」
「っ…!? せっ 先生! それは違います!」
「何が違う、笹木?」
「ぇっ… と草凪が! 草凪がフザケてきたので!」
「ちょっ待てよ!」
俺は笹木を制する。
「先生っ 違うんですよ!」
「草凪は黙ってな。これは笹木たちが悪い」
飯田先生は立ち上がって笹木の目を見る。
「服を悪戯されて持ってかれた草凪の事情は聞いた。そのまま裸で帰ってくるのはどうかと思うけどね。笹木と渓口は草凪にちょっかいを出していたらしいじゃないか?」
笹木がハッと息を呑み、渓口が首を引っ込めた。
「ぁ…」
口ごもる二人。
俺は洗いざらい正直にあったことを話したのだ。おちんちんをいじられて射精したことは伏せたが、笹木にハンドタオルを盗られそうになったり、犬に追いかけられたことも話した。それだけ飯田先生がクソ怖かったのだ。
通行人たちから守ってあげたのに!という女子たちの視線を感じる。
知ったこっちゃねえ! 俺は怒られるようなことはしていないのだ。
「お前たちは草凪が裸で帰ってくるのをからかったのか?」
「えっと… 違いますぅ。心配で一緒についててあげただけで…」
泣きそうな笹木の声。いい気味だ!
「俺、ハンドタオルで隠してたんですけどドブに捨てられました!」
「本当か?」
「そ、そんなことっ!」
笹木たちが慌てる。俺は押しくらまんじゅうでタオルを落としたのだ。ドブに捨てられたと言っても過言ではない。
女子たちは俺が話を盛ったことに反論したいようだが、肝心のタオルはここにないからな。事実としてタオルがない以上、ドブに捨てられたと同じことなのさ。
「先生、ごめんなさい…」
中邑が涙声で謝る。
「認めるんだな?」
「タ… タオルが落ちたの気づいてて拾おうと思ったんですが… あの… タオルがなくなれば隠すものがなくなっておもしろいなと思ったのは事実で… ぐすん」
涙ながらに中邑は謝ってしまった。
俺は焦る。
通行人たちから守ってもらったのだからタオルを拾ってる暇はなかっただろうに、ここで謝ったら自分たちが悪いことを認めることになってしまう。中邑だけは悪くないのに!
「正直によく話したな。でも草凪が全裸のままでいればいいというのは頂けない。お前たちわかってるな? ケツ叩き祭りで許してやる」
「ぇえ!!?」
笹木が驚く。市河も血の気が引いたようだ。
「お前らそこに並べ」
「え… ぃゃ…」
渓口が震えて泣きそうだ。
「恥ずかしい思いをさせたんだろ! 草凪はそこで見てろ」
飯田先生がスリッパを脱いで手にする。俺は突然の展開に唖然としていた。確かに俺だけが助かるように仕向けたけど、4人が叱られることになるなんてっ。
女子たちの顔の引きつりや怯え方は尋常ではなかった。ケツ叩き祭りというのがそんなに怖いのか? どうやら女子たちの間では恒例の体罰のようだが、怯えるほどのことか?
ベッドサイドに並んだ4人は先生に指示された通りにシーツに手をついた。
「ごめんにゃさいー。先生ぇ」
笹木が泣き出す。
「びぇええ… えぐっ」
鼻水を垂らして渓口も泣いた。
「ほらさっさと脱ぐ! 全裸の草凪に比べれば大したことない!」
飯田先生の命令に女子たちは下を脱ぎ始める。
「…」
一番早かったのは中邑だ。ぐすと鼻をすすりながらもスカートを捲って、白いショーツを下げる。形の良いお尻が現れた。股をぴったりと閉じていたが、デルタゾーンからは向こう側の景色が見えてる。薄っすらと陰毛が生えているのが解った。
「く… わ… わたしは悪くな… ぃ」
市河はジャージとパンツを一緒に下げた。ぷりんとお尻が露出する。
「びぇええ…」
渓口も短パンと五角形のパンツを脱ぎ、小さなお尻を晒した。
「笹木はどうした? 早く脱がないと始まらないぞ」
「うぐぅ…」
笹木は躊躇していた。ギャルっぽい癖に一番恥ずかしがってやがる。俺はそんな笹木のギャップに再びおちんちんがムクムクと反応し始めていた。
あのお尻に顔面を押し潰されたことを思い出す。
「3人ともお前待ちだからな、笹木?」
飯田先生が冷酷に告げていた。
「うぇぇ… ん… わたし… なんにもしてない…」
しかし友だちが脱いでるのに自分だけ逃れられることはないと観念し、やっとショートパンツを下げた。グレーのパンツも下げて、俺の初めてを奪ったお尻が露わになる。ほんのりピンクに色付いて桃のようだ。
4人のお尻が勢揃いした頃には、おちんちんはカッチカチに反り返って興奮していた。
「よし、じゃ行くぞ。突き出せー」
無情にも飯田先生は汚いスリッパを振り上げる。
スパコーーンッ!
「きゃあっ」
笹木のお尻にヒットし、小気味よい音が響き渡った。
ベッドに手をつく4人はそれぞれお尻を突き出して、飯田先生のスリッパを待っていた。4人とも薄っすら割れ目が見えるよ! どんなに股を閉じても、高くお尻を上げていればお尻の穴まで丸見えだ!
スパーンッ!!
「いぎゃいっ」
スッパーンッ!!
「ああんっ…」
パッコーンッ!!
「くっ」
流れるように飯田先生は他の3人にもお仕置きをする。一発食らっただけで女子たちのお尻がもう真っ赤になっていた。じんじんと痛そうだ。
笹木がちらと振り向いて悔しそうに俺を睨んだ。明日にでも仕返しに来そうだな…。
俺はしかし自業自得だぜと優越感に浸る。祭りと呼ばれるだけあって女子たちのお尻は気持ちのよい音階を奏でる。次々とお尻が叩かれていった。尻肉が波打ってぷるると震え、秘肉がひくっと反応する。汗なのかしっとりと4人は濡れ始めていた。
悲鳴が耳に心地よかった。
俺は飯田先生に気付かれないように右手でスコスコと肉棒を擦っていた。