「うふふっ」
すっと手が伸びてきた。
その手は布団の中のおちんちんをぎゅっと掴む。
「??はぐぁっ??」
健次郎は飛び起きる。掛け布団がふっくら盛り上がっていた。寝ぼけまなこで何が起こったのか、まったく把握もできない。
「なんっ??」
おちんちんが握られているようだ。やっと認識して掛け布団をがばあっと取り去って確かめた。
健次郎のパジャマのズボンとブリーフが足首まで下がっていて、露出した朝勃ちおちんちんをミライがしっかりと握っていた。
「な、な、な、ななに??」
「おはよっお兄ちゃん」
ミライはにんまぁっと笑った。
加減を知らない小さな右手が、朝勃ちしたおちんちんをぎゅぅっと握っていた。にぎにぎと痛いくらい握りこんでいる。
パジャマのシャツはボタンをすべてはずされていて乳首が露出している。ミライの左手が、健次郎のその左乳首をこりこりこりと指で摘んでいじっている。
「ちょえっ? あえ?」
「お兄ちゃんは朝から元気だねっ。昨日あれだけぴゅっぴゅっ出したのにぃ。ひょっとしてまだ出し足りないの?」
「ちょ、お、おまえっ…」
健次郎はやっと状況を理解する。
ここは合宿で訪れた真美の別荘で、昨日散々ミライのおもちゃにされたのだということを思い出した。
「ミライちゃん、ちょっと離れろよっ。朝っぱらからはいくらなんでも…」
「昨日教えたでしょ? お兄ちゃんはあたしのものなんだから、何されても文句いっちゃ駄目っ」
「えあぁ…」
「わかったっ?」
ミライは強めの口調で、何もわかってなさそうな健次郎に返事を促す。
「いででっ! わかったわかった!」
健次郎はおちんちんをぎゅぅぅぅっと、ひときわ強く握られて、反射的に返事をしていた。
「よぉしっ。じゃあ朝のお散歩いこっ」
ミライはそういって健次郎を解放した。
「ぉお……え?、さんぽ…?」
「そぅっ。お兄ちゃんは今からワンちゃんだからぁ、四つん這いで歩かなくちゃ駄目ね?」
「はぁ…? え? ぉ…ちょっと…何…うあっ…あーっ」
「ワンちゃんって言ったでしょ?」
ミライは言いながら、健次郎のパジャマを脱がせていた。抵抗もむなしく、足首からズボンとブリーフを強引に引き抜き、後ろにぽいっと投げてしまう。起き上がった健次郎の後ろに回りこみ、シャツを引っ張って脱がせた。
一瞬のうちに健次郎は全裸にされてしまう。
「ぉいっ。なんでこんな…返せよっ」
「ワンちゃんは服着ちゃ駄目だからっ。言うこと聞けないの?」
ミライは首から提げていたデジカメを取り出して画像を見せた。
その画像は昨日の風呂場で撮られた写真だ。健次郎がすっぽんぽんで風呂場に転がっている。お腹の上には精子と思われる白いものが散乱していた。
「く…」
健次郎は自分が写真を撮られていたことを思い出した。ミライは画像をいくつも切り替えて表示させ、健次郎の恥ずかしいポーズを見せ付けてきた。
これは二人だけの秘密の筈だ。
要するにこの画像を真美たちにバラ撒かれたくなかったら言うことを聞けということなのだろう。
「ほら、いい天気だよ外」
「え、外っ!? ちょまさか外に出るつもりか!?」
「何言ってるんだよぉ。お散歩は外でするものでしょ」
言われてみれば当たり前だが、ミライの言うことなのでしょせんごっこ遊びだと思ってせいぜい廊下を歩き回るぐらいだと甘く見ていた。
「駄目だって… たぶん軽犯罪なっちゃうから」
「大丈夫だよ。知らないの? 真美姉ちゃんの別荘は敷地も広いから。林の中を歩けるよ」
「そ、そう…」
「いこっ」
ミライに手を引かれて健次郎は朝勃ちのおちんちんを丸出しのまま部屋の外に出る。
まだ早い時間だからか廊下は音もなく静かだ。
「お兄ちゃん、四つん這いで歩かなきゃ」
ミライが立ち止まって命令する。
「え、ここで?」
健次郎は戸惑ったがしかしミライの言う通りにすることにした。ミライが騒げば他のみんなが起きてしまうかもしれない。
仕方なく、手のひらとひざをついて廊下を進む。朝勃ちはもうそろそろ治まるだろうと思っていたが、なぜか未だにビンビンだった。
「お兄ちゃん遅いよ」
ぺしんっ
「ぅく…」
ミライは健次郎のお尻を軽く引っ叩いた。
ひんやりとした廊下を進む。
「本当に外出んのかよ…」
健次郎は朝もやのかかった雑木林を前にして躊躇する。素っ裸で外に出るというだけでも初めてなのに、それをミライに連れられて犬のまねまでをさせられるとは。
「リード持ってきたからね!」
ミライはどこに隠し持っていたのか首輪を見せ付けてきた。
「ぇマジで…?」
「まじだよ」
ミライは屈託なく笑って、本当に無邪気に遊びたがっているだけのようだ。健次郎はしぶしぶだが首を差し出した。かちゃかちゃと音を立てて首輪を装着されてしまう。
「いくよっワンちゃん」
ミライがそういって走り出した。リードがビローンと伸びていく。
「え…ちょっ…えー」
健次郎は引っ張られて一緒に走り出す。四つん這いで走るのはひざを着いていては駄目だ。手のひらと足の裏で地面を蹴って走る。それでもしんどい。
健次郎は早々に息切れしてくる。
つらくなってきて、四つん這い走行をやめて立ち上がった。
「あぁっ。四つん這いじゃなきゃ駄目なのにっ」
「いや…痛くてさ。勘弁してくれよ」
「もうっ。しょうがないお兄ちゃんだなぁ」
ミライは健次郎の元まで戻ってきて、後ろに手を組んだ。そうしてまじまじと健次郎の身体を見回していく。肩で息をする健次郎。ミライは特に揺れるおちんちんに注目しているようだ。
朝勃ちが未だに治まらないのだ。
ぶらぁんぶらぁんと竿が揺れて、ミライはそれだけで楽しいらしい。
くすくすと含み笑いをしていて、健次郎が四つん這いを早々に諦めるのも想定内なのだろう。
「じゃ、いこっか」
「えぇもう?」
ミライは健次郎のおちんちんをぎゅっと握って引っ張る。リードの代わりにおちんちんを掴んで引っ張っているのだ。
「いででっあぁ離して離して!」
「なぁに?」
「いや、引っ張ったら痛いから…」
「えぇーぜんぜん駄目じゃん。おもしろくないよ」
「そんなこと言われてもな…」
健次郎は困り果ててしまった。ミライはおちんちんを離して、後ろに下がった。口を尖らせて急につまらなさそうな様子だ。
ミライのご機嫌を損ねると恥ずかしい画像を真美たちにバラ撒かれてしまう。どうにかしなければと思うが、対策など何も思いつかない。
しばし沈黙が流れた。
「…」
健次郎は急に尿意をもよおしてしまう。そういえば起きてから朝一番のおしっこはまだ済ませていなかった。勃起はしていても尿意は抑えられない。
「そろそろ戻ろうぜ」
「うーん。どうして? まだ出てきたばっかなのに?」
「いやだって…もうみんな起きてくるんじゃね?」
「まだ朝の5時だから大丈夫だよ」
「……で…でもなぁ… 起きてくるよ…きっと」
「うーんん?」
ミライは健次郎の揺れるおちんちんを見て感づいた。
「あーっお兄ちゃんおしっこしたいんでしょ?」
「い…別に」
「何だ言えばいいのに。何を恥ずかしがってるんだよ?」
ミライはもう確信していた。
「そこでしてきなよ」
「え?」
「がまんしたら身体に毒だからね」
「そ、それは、いやちょっと待ってよ。そういうんじゃなくてさ…」
「誰も来ないよ?」
「人前でできるわけないだろ…」
「もうーじれったいな! いいからつべこべ言ってないでおしっこするとこ見せてよー」
ミライは意地悪な口調になっていた。再び顔がにやけている。
「眞美姉ちゃんに写真見せたらなんて言うかなー?」
「くぅ…」
結局はその交渉カードを切られたら言うことを聞かざるを得ないのだ。
「ワンちゃんみたいに足上げてねー」
ミライは機嫌を直して興味津々といった様子だ。
「くぅ…」
健次郎は諦めて手ごろな木を見つけ近づいていった。
※「レッスンの後で」ブログ編集版はここまでとなります。
この物語は3/14にリリースされる正式版に続きます。リリース情報はまた更新させていただきますのでご了承くださいませ。
コメント
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続き楽しみに待ってます
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> 続き楽しみに待ってます
ありがとうございます!
もうすぐ復活しますので…