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女子のお誕生会で ツイスターゲーム篇(2)

 俺は変な帽子&メガネと蝶ネクタイにすっぽんぽんという恰好で戦いに参加することになる。
「それじゃぁ… 笹木さんと喜多野さんの対戦の続きからにしようか。草凪は隅の緑のとこに立って」
 中邑がスピナーという円盤を持った。指示が書かれた円盤で針を回して行動を決めるやつだ。中邑が審判だったのか。
 笹木は右手黄3、左手赤4、右足黄6、左足赤5というポジションだ。四つん這いである。
 対する喜多野は右手緑3、左手赤3、右足緑6、左足赤6。笹木に覆い被さるようになっていた。
「笹木さん、喜多野さん、草凪の順ね。さっきは喜多野さんで中断したから次は草凪」
 中邑が針を回す。

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「草凪は右手を青ね」
「ぉおう…」
 俺はやるしかないと腹を決める。例えゲームでも戦いで女子に挑まれて引き下がれない。両足を緑の1・2に置いた状態で青の1に右手を置いた。おちんちんは片手で隠さなくてはならない。
「ぷっ」
「やぁだっ」
 さっそく失笑が漏れ聞こえてきた。
 勃起した肉棒と金玉は片手で同時に隠しきれなかったのだ。金玉が見えてしまっているかも知れない。俺は焦る。しかし服を着た女子たちの中で全裸でツイスターゲームをするのは恥ずかしいのに解放感があって脳が麻痺しているようだった。
 ジロジロ見られて恥ずかしいけど嫌じゃない。

 対戦が進んでいく。俺は左足緑2、右足赤2、右手は青1のまま、左手は股間という戦況になった。笹木は前進して右手黄3、左手赤4、右足黄5、左足青5というポジションだ。四つん這いに変わりはない。喜多野は右手青6、左手赤3、右足赤5、左足赤6という無難なポジションに安定する。誰も体勢を崩したりはしなかった。

「次、草凪は右手を赤ね」
 中邑の指示で俺は右手を青から赤へ。赤2は右足で埋まっているから1か3だ。俺は赤3へと右手を置く。笹木が赤の4に左手を置いている状態だから顔が近い。
 頬を染めた笹木の小憎たらしい顔。唇を結んで俺を睨みつける。意味深な表情だった。

「ふふっ やだっ。クスッ」
 中邑が楽しそうに笑った。俺はその笑顔が見れるだけでこのゲームに参加した甲斐があると思う。
「草凪、次は左手が緑!」
 中邑が言い終わると女子たちが「おっ」「ついにっ」などと盛り上がった。そう…。この左手を解放するときがきた。あんなに嫌だったおちんちん丸出しが何だか待ち遠しかったのだ。
 これはゲーム。ゲームなんだ。裸芸の失敗で見られるわけじゃない。ゲーム進行上 仕方なくそうなるのであって、恥ずかしいミスの結果に起こることではない。普通にゲームを楽しむ過程のアクシデントさ。
「くっ見るなよ! お前ら! くそっ」
 俺は言いながら左手を股間から離して緑3に置いた。ぽろんっとおちんちんが溢れる。離した勢いてぶらんぶらんと肉棒が女子たちの前で揺れ動いた。

「やーだー。見えてるよ!」
 砂藤が微笑みながら指摘してくる。他の女子たちも「うわぁ…」「ぷっす!」「ぶらぶらしてる〜」と密やかに声を上げていた。クスクスと笑われて俺は全身が朱色に染まった。
 左足緑2、右足赤2、左手緑3、右手赤3というえげつない恰好になってしまった。開脚した上で四つん這いだ。顔を上げると喜多野と目が合う。喜多野はスッと目を逸らした。
 笹木の顔の前におちんちんがブラブラと揺れる。勃起しているので顔にひっつきそうだ。
「もうっ 近づけんなって!」
 片目をつぶりながら嫌がる笹木。赤い顔がますます赤くなる。俺も恥ずかしいけど、何だか逆襲してるみたいで気分が良くなってきた。嫌がって赤くなる笹木の顔はサイコーにおもしろい。俺は何だか夜道で裸にコートを羽織るオジサンの気持ちが解った気がしてしまった。
「く、くっそう… 見んじゃねえ…」
 ソファに座っている中邑たちには俺のお尻やアナルまで丸見えになっていることだろう。嫌だけどゲーム上 仕方なくなので、見られているというより見せてやっているという意識が上に立った。そうだ。俺は道化を装って場を盛り上げるためにやってるのだ。

「次は笹木さん。右足を青よ」
 中邑が指示を飛ばす。青のマルは4と5と6が埋まっているので3に右足を置くしかない。笹木は無理な態勢になる。四つん這いから少しのけぞるような恰好だ。
 おちんちんから顔を離すことができた。

 さらに対戦を進めていく。俺は笹木を追うような形で手足を前に進める。強気だった笹木の顔が苦しそうに歪んだ。彼女は両足を広げた恰好で、両手を後ろに着いている。軽くブリッジをするような感じだ。俺は緑と赤の部分にしか指示がこないのでそのまま前進するだけだ。顔を背ける笹木の前に勃起おちんちんを近づける。

「やだもう! ワザとやってんでしょ! あんた!」
 笹木が切れたように怒鳴った。
「なわけねーだろ! こっちは最初っから罰ゲーム受けてるようなもんなんだぞ! 不可抗力だボケ!」
 言いながらもおちんちんの先っちょが顔を背ける笹木の頬にちょんちょんと当たっていた。「やーだー」と言いながら笹木は今にもお尻をマットに着けそうだった。このまま追い込めば勝てる。

「お前、反則だろそれ!」
 真っ赤な顔で睨みつけてくる喜多野。口は悪いがウブなやつだ。俺と顔を見合わせる形でよろよろとバランスを取った。
 ギャラリーたちも「汚いぞ!」「卑怯!」「それでも男か!」と野次が飛ばされた。
「好き好んでこんなことするわけねー! 俺だって嫌なんだ! こんなやつに押し付けるなんて」
 言いながらもバランスを崩すフリをして、おちんちんをツンツンと笹木の頬に押し付けてやった。
「もうぅ!!」
 もう少しで笹木は沈みそうだ。

「早く中邑さんっ 次の指示!」
 喜多野が審判中邑に求める。

「次は… 喜多野さん。左足を緑ね」
「…わかった」
 喜多野はスカートの下にスパッツを着けている。くるりと身体を翻して左足を緑へと持っていく。すると喜多野のお尻が俺の目の前に来る形になった。
「…………ちょ。なんだ!? お前。見てんじゃねーぞ!」
「あ? 見たくて見てんじゃないわ! お前こそ、この臭いケツ退けろ!」
 俺は顔を背けずに鼻を喜多野のお尻の前ですんすんとさせた。ガサツな喜多野だが女子の清潔な匂いがする。お尻だけにな。

 一方的に裸を見られるだけの時間は終わったのだ。俺は喜多野の形の良いお尻を視姦して匂いを嗅ぎ、笹木に覆い被さるような恰好でおちんちんを頬に押し付け、土俵際まで追い込んだのだ。
 一方的に見られているときよりも充実感があった。
「はぁはぁ… あっ、バランスがっ」
 俺はふらつくフリをして鼻先を喜多野のお尻の割れ目にくっつけた。同時におちんちんの先っちょをぐいっと笹木の頬に押し込む。柔らかい頬が凹んで歯の感触まで確かめられた。さらに押し込む。
「きゃあっ」
「ちょっ うわっ」
 笹木はぺたんとお尻を着いて陥落。喜多野は異性に触れられたことでマットから足を出してしまった。
 俺の圧勝である。
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