女子にも性欲はある。童貞の僕はそれを理解できずに素人初体験を逃してしまいました。

　高校を卒業して僕は大学も就職もしなかったのでフリーターとして毎日ぷらぷらしていたわけです。バイト先の２個下の女子が僕に気があるというので家に遊びにきたりしていました。付き合っていたわけではありませんよ。

　事は進んで夜、一緒に寝るわけですが、彼女のほうからリアクションはありません。キスしてセックスの流れに入っていいものか解らず、キスもできないまま時間だけが過ぎました。

　今から思えば彼女は待っていたわけで、歳上の僕からリードすればよかったわけです。当たり前かも知れませんが、当時の僕は恋人同士でもないのにセックスするのは駄目かとマジメで律儀でした。一方彼女はおっさんと不倫したりするくらい性に奔放で。普通に覚悟があって僕の家に来たわけですが、マジメ童貞は彼女を最後まで襲えませんでした。

　そこから１０年以上に渡って素人童貞として過ごすことになるとは…。つまづいてばかりの人生です。

chubooがおもしろいと思った漫画のミニコーナー。ギャグマンガですがワードセンスとか設定なんかが秀逸だと思った作品です。『ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なＪＫの話（1）（KADOKAWA）』横田卓馬（著）

度が過ぎるほど“マジメ”な風紀委員・桜大門くんの日々の役目は、校門当番として生徒たちの服装をチェックすること。彼がいつも注意するのは、髪の毛が明るくミニスカートな“問題児”小日向さん。口うるさい桜大門くんを嫌がる彼女だったが、彼が実はかなりの“ポンコツ”であることを知ってしまい…！？濃すぎる“委員会”のメンバーたちに振り回される“デキ女”ヒロインが可愛い、ショートラブコメ！！

☆ファンティアの毎週土曜１８時更新分『スポーツテストで（３）』試し読み

「早くっ。宿題増やされたいの！？走って整列！」

　鷹岸（たかぎし）は教師になって２年目が始まったばかりだ。生徒に舐められるわけにはいかない。心を鬼にして鬼教師を演じようとしていた。

「先生すみませんっ」

　一人の生徒が鷹岸の元へと駆け寄って頭を下げた。小鳥遊咲有（たかなしさあら）だ。太細理（ださいおさむ）のクラスの中では１番の美少女である。

　もともとは気の弱い性格でとてもマジメな子だ。周りから押し付けられるような形で学級委員長を務めている。肩までの黒髪にうぐいす色のカチューシャを付け、後ろ髪はツインテールではないが、毛先だけを縛って小さなリボンが付いていた。

　おっぱいは平均的なサイズだろう。特徴的なのはお尻だ。とても引き締まって形の良いお尻で、青ブルマがよく似合う。

　理は彼女のお尻にベタ惚れしていた。

「着替え中にトラブルがありまして。男子のイタズラでその犯人を捕まえていたら遅くなってしまいました」

「トラブルだと？その犯人はどこにいる？」

「あそこに」

　咲有が振り返って指差すほうに、女子の団体が到着した。体育館に入ってきてだらだらと先生の前まで集合する。その間もお喋りは絶えなかった。