以前にも書いたことがある気がしますが。一人遊びが多かった僕の少年時代、これは黒歴史として封印していた思い出です。
自尊心が異常に高いけど人気も力もない、1軍でもない僕は日陰でオメオメと生きていました。女子にも話しかけることができない僕は、女子たちからイジメられるという設定で自分のブリーフを切り刻みました。
社会の窓をくり抜いてちょうど肉竿がぽろんと露出するように設計して刻んだのです。バカとかカスとかキモいと丸っこい字で落書きをして、それを穿きました。プライドの高い僕が、女子たちに寄ってたかってそんな恰好にさせられて、惨めな想いをするという遊びです。
ビリビリに破かれていて、悔しい想いをしました。自分でやったのにね。
その後、ゴミ袋の奥深くに捨てたのですが、母親に見つかり「なんこれ。お前がやったのか」と言われたとか。
☆ファンティア毎月10日20時更新分「露出チャレンジャーで(5)」試し読み
だが、悲劇は突然訪れるものだ。
「竣介くーん。なにやってんのかなー」
僕は背後から聞こえた声にゾッとする。蛙が蛇に睨まれるとはこのことかも知れない。声を聞いただけで僕は固まってしまった。
「女の子をいじめるなんて最低ね。私、許せない」
「約束も守れねえやつは立派な社会人になれねーぞ。裸踊りさせるからな?」
舞悠(まゆ)と佑里恵(ゆりえ)の声だ。二人とも背後からひたひたと歩いてくる。
「な、なんだ… よ。あんたら」
立樹が振り返って突然の闖入者にたじろいでいた。
「女子なんてまとめてヤッちまおうぜ」
陸は莉乃愛の向こう側で調子こいている。距離があるからな。たぶんこの上級生の怖さが解らないのだろう。
「あなたたちは大丈夫だった? ケガは?」
「ぁ、大丈夫っす……」
絵梨は第三の勢力の登場に警戒しているようだが、どうやら危害は加えられないと踏んだようだ。佑里恵の口調に多少はリラックスしたのだ。
くそっ。せっかく僕らのほうが優勢だったのに。
「竣介くん。お姉さんたちと約束したよね? それなのに約束も守らず女の子たちをイジメてたの?」
「い、いや? 何か勘違いしてんじゃないっすか?」
「嘘は駄目だって」
佑里恵がつかつかと草むらを進んできて、僕の奥襟を取った。緊張で素早く対応できない。次の瞬間にはすぱんっと佑里恵が僕のきれいに揃った両足を払って、地面に転ばされていた。
「うごあっ??」
上級生とは言え、女子が男子を一瞬で葬るその光景は、瞬時に場を支配してしまう。こいつ只者じゃない!?
【本編に続く…】
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