全12話
それは他愛のない遊びだった。「早川、大丈夫?」 僕は泣きそうな顔になっている早川を気遣う。 それはせめてもの罪滅ぼしだ。こんな安い言葉じゃなくて本当は麓まで連れて行くことができたらいいのに。 湿り気…
キャンプ合宿を通じて新しくできたお友だちとの親睦を深め、みんなで協力してテントの設営や食事をつくることで協調性を学ぼう。 オリエンテーションとしてみんなで協力して何か大きなことを成し遂げることが、…
雨脚は強まった。 大木の下に雨宿りするが雨は防げなかった。結局ずぶ濡れだ。 水着姿の早川と並んで僕はどうしたものかと迷っていた。他に雨宿りできるところを探すべきか、この場を動かないほうが得策な…
キャンプ一日目の夜は定番のカレーをつくる。 ありきたりなイベントだけど女子の手づくり料理を味わえるのなら定番も悪くない。そう思っていた。力仕事は男子がやったんだから、料理については女子に任せればい…
早川に後ろから抱きつかれて、僕はそれだけで興奮が高まっていった。背中に感じる女の子の身体は非現実的な存在に思える。触れている部位は柔らかいけど雪だるまみたいに冷たいのだ。指先の感触は同じ人間かと疑う…
それは官能的でいやらしい動きだった。 遭難という極限の状況で何をやっているのだろうという気になってくる。エッチなことをしてる場合じゃない。僕たちは子どもで性教育の授業もまだちゃんと受けていないの…
そう。 紫村はまるで普通のことのようにヌーディストになろうと言い出したのだ。 「先輩…、それはさすがに…」 いつもはガサツな小倉坂も口を濁していた。体育座りで早川と歌方、そして小倉坂が肩を並べ…
「男子はお前で最後だな。向こうの鍾乳洞で脱いでこい。脱いだらこっちのほうに川があるから来い。裸の女子たちが待ってるからな」 植村先輩の指示で僕は鍾乳洞に向かった。 眩しい乳首と小麦色で小ぶりなお…
男子にとっては地獄絵図だった。 小川のほとりで、僕ら男子が女子の奇襲を受けて右往左往している。 情けないことだ。 金田は誰もやりたくない5班のリーダーを押し付けられた気弱男子。特徴のないフチ無しメガ…
山の天気は変わりやすい。 さっきまで晴れていたのに雨雲の量が急速に増え始めている。 僕はそんなことにも気づかず、早川と歌方の前に裸を晒していた。 「み、見ないでっ」 「悪戯しようとした罰だっ」…
「おいおい… まずいな…。でかい川が出来ちまってる。迂回しないと」 山を登ってくるときは歩けていた場所も激しい流れの川となっていた。植村の後について僕らは他の道を探す。 「あれ… 澪ちゃんが居ない…
「いひゃやぁっ」 僕は一方的に押し込まれて草むらに転がる。喧嘩の強い望月に敵うはずがなかったのだ。 早川が走ってきた。凄い。小さなおっぱいなのに、あんなにぷるっぷるっと揺れるんだ。女子の全裸全力…