ぶらぁんぶらぁんと宙を揺れ動くおちんちんを女子たちが注目していた。つぶらな瞳で見つめて、みんな興味津々だ。顔を赤くしてまで異性の性器を間近で勉強するなんて熱心で偉いよ。
「おもしろーい」
「びっくり箱みたいだったね!」
渓口がケラケラと笑い、笹木がぷっすーと吹き出して俺を罵った。
「ちんちんがぴょーんって! お腹に当たってぺちんって音がしたね!」
「ね、もっかいやろ? 今のもっかい」
渓口が笹木にお願いする。
「そーだね。やってみよ」
笹木は俺に許可を取ることなく手を伸ばしてきた。
「やめろっ やめろっ やめろよっ」
俺は全身を動かして暴れ、肉棒を掴ませないようにした。はたから見ると腰振りダンスにしか見えない。
「あんっなんでー? 動かないでよ。さっきの見せてー。みんな見たがってるよ?」
笹木は上目遣いでお願いしてきた。
「ぅ… か、か、か、勝手にしろもうっ」
なぜだかドキドキする。笹木が手を伸ばして繊細な左手がおちんちんの先端に触れた。ビクッと電流が全身を走っていったようだった。
温かな指で先端が包まれて引き下げられていった。何かのレバーを引くみたいな動作だ。
「ぅ…」
反り返った勃起おちんちんが本来あり得ない角度まで下げられて痛くなってきた。女子たちはおれの恥ずかしがって痛がる顔をいろんな角度から観察していた。なんだか実験動物みたいな気分だぜ。
「いくよ。みんな見てて」
笹木の合図と共に手が離される。その瞬間、チョロQみたいに勢い良く走り出す。
ぺっちーん!
嘲笑を誘う情けない音が暗い駐車場に響き渡った。
お腹におちんちんが激しく当たって、ぶらぶらぶらんと女子たちの目の前で所在なく揺れていた。は、は、恥ずかしいっ! 見せつけるときは面白かったものが強制的に見られてるときはこんなに恥ずかしいのかっ。
「きゃはっ ぺっちーんだって! ウケる!」
渓口が無邪気に笑っていた。
「うはっ おもろーいっ。みんなもやってみなよ?」
笹木が他の3人をけしかける。
「じゃ、私からっ」
それは意外な立候補だった。中邑が俺の耳元で声を上げたのだ。渓口は積極的に見えてまだ触るのは遠慮しているみたいだし、市河は好奇心はあるけど少し躊躇している感じだった。笹木が背中を押す形で、一番引いて見ていた中邑が前に出てきたのだ。
「さ、さわるね…」
上品で清楚な中邑はこんな下品な遊びをおもしろいと思うのだろうか? 答えは中邑の横顔が語っていた。顔を真っ赤にして息を荒くしている。カッチカチに勃起した肉棒だけを注目して、まるで獰猛な女豹だ。
手を伸ばしてくる。
細くて繊細な指が肉棒の先っちょに絡んできた。きゅっと掴んで引き下ろしていく。柔らかで温かい…。とても女の子らしい手だ。緊張からか湿っている。
「ぁぅぅ」
「すごいね…」
遠慮のない中邑の声が俺を褒める。
見るとおちんちんは消えていて、女の子状態になっていた。
「すごいっ 尻尾みたい」
渓口が下から覗き込んでる。
ぐぐぐとおちんちんはお尻のほうにまでひん曲げられていた。意外と大胆なんだな! 中邑。
「離すよっ」
中邑が耳元で俺に言った。
ぺっちーん!!
ぶららーん…。
ゴムパッチンみたいにいい音だった。
「私も」
市河はメガネを光らせて肉棒を摘んできた。軽く引き下げて、ぺちんっとお腹に当てられる。終わった後も人差し指で先端をくりくりと撫で回してきた。
「なるほど硬い… ここから出すのね…。ふむふむ」
「ずるいっ あたしもー」
最後に渓口がぎゅっと力強く握ってきた。力加減を知らない無邪気な子どものようだ。乱雑に引き金を引いてぺっちーん!と遊ばれる。
「あははっ」
二回目だ。渓口は三度、四度続けて先端をギュッと掴んで遊んできやがった。
「いてー いててえ!」
俺は堪らず声を上げていた。
「え、痛かった? ごめーん」
渓口はパッと手を離して身を引いた。
「ちんちんは男子の弱点なんだから、もっと優しくしてやらないとダメなんだよ」
笹木が渓口を叱った。
「しゅーん…」
「もうちょっと触らせて? 優しくするから…」
中邑が潤んだ瞳で懇願してくる。
「おぉ…」
俺はもうヤケクソになっていた。
「じゃ、この姿勢は疲れるでしょ? 寝てよ」
「おぅ…」
もはや玩具だ。
ひんやりした地べたに寝そべって足を開いてやった。お尻の穴まで丸見えなポーズだ。
「それにしても男子って何でこんな邪魔なものぶら下げてるのかな」
笹木は俺の顔を跨いで股間を覗き込んでいた。笹木のショートパンツからはみ出るお尻の肉が桃みたいに美味しそうだ。太ももに齧りつきたい。ぺろぺろと股間を舐めてみたい。
おちんちんが女子たちの見守る中、ビクビクッと跳ね上がった。
「なんか魚みたいっ つんつん」
渓口が左サイドから先端を突いてきた。ぶらんぶらんと空中をさまよう陰茎。
「あははっ またぴくってなった。つーんつーん」
俺で遊ぶなっ。
「これちゃんと洗えてるのかしら?」
市河がふざけたことを言い出す。右サイドから鼻を近づけてすんすんと臭いを嗅いでいた。
「ちょっと臭うかな。ちゃんと洗ったのあんた?」
母親のように市河が俺を睨んでいた。何で同級生の女子なんかに叱られなきゃいけないんだ!
「はぐっ!?」
俺は金玉にスタンガンを浴びたのかと思った。
「すごおい。ちゃんと2個入ってる。卵みたい。コリコリしてる…。柔らかぁい」
中邑はどんどん積極的に、かつ大胆になってきた。金玉を摘まれている。両手で転がしなからボールをしっかり手のひらで確認していた。
俺の股の間にすっぽりと入り込んで、中邑はすっかりおちんちんの虜になるのだった。