実の兄貴と親戚の兄ちゃんと僕の三人で、自転車をこいで遠出しました。僕は小1なので泣いて無理やりついていった感じですが。そして夜は親戚の家にお泊り。風呂は三人で一緒に入りなさいという話になり、兄たちはすぐに脱いで入っていきました。だけど僕は小1の頃から恥ずかしがり屋で兄たちのフルチンを前に「なんか嫌!」と泣いた覚えがあります。
当時30代のおばさんが見かねて一緒に入ってくれました。あまりよく知らない大人ではあるんだけど、大人ならいいみたいで、泣き止んだみたいです。男子はみんなおっぱいが大好きなんです。現金なものです。
☆ファンティアの毎週土曜18時更新分『プール掃除で(5)』試し読み
まったく女子ってのは無駄な才能の持ち主ばっかりだ。これだから女は…。
「許せないっ。あんたも服脱ぎなさいよ!」
アンコがいつもよりも厳つい。
「は!?」
「ヒナの仇!」
何をそんなに怒っているのか、プールに飛び降りて放水地獄の中にも躊躇なく飛び込む。怒りモードが爆発して後先考えずに動いている感じだ。
「ちょま!」
「このぉ!」
いきなり俺の胸ぐらを掴んできやがったぞ、こいつ。女子の癖に生意気な!
「ま、前田さんっ!?」
マリリンは慌てて俺への放水を逸した。逸した先にはたまたまトンタがいて、やつは放水を全身で受け止めていた。
「ぶへおぼっ!?」
「女子にこんなことしてタダで済むと思わないでっ」
「チッ 俺が何をしたってんだ! 短絡女がっ」
アンコは俺のジャージのズボンをむんずと掴み、引っ張ってきた。
「さっさとすっぽんぽんになってヒナに全力全裸土下座して謝りなさいよ!」
「そんな意味ねえことできるかボケ!」
俺は持っていたヒヨコのジャージを捨ててアンコの腕を掴んだ。片方の手は自分のジャージを掴んで防御に徹する。
「どんなに恥ずかしいと思ってるわけ? 女子がみんなの前で下着姿になるってことは、男子で言ったらみんなの前ですっぽんぽんになるのと一緒なの! 同じ目に遭いなさいよ!」
「理屈が成り立ってねえぞ! 支離滅裂だなおい! 家帰って勉強したほうがいいんじゃねーか!? 逆にお前が全裸で走りながら踊ったら万事解決すっぞコラ!」
「そっちこそわけわかんない!」
俺はジャージを半分脱がされていた。
くそっ。こいつの異常な力はどこから沸いてくるんだ。男子の筋力に負けじと劣らぬその力はまさにゴリラ女!
【本編に続く…】
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