女子のパンチラには２種類あります。わざと見せつける攻撃型と本人が意図しないところで見えちゃった無防備型。僕はどちらも好きです。

　中坊の頃、パンチラの思い出は２つありまして。１回目のパンチラ目撃は「初恋のあの娘の前で」でも書いた話ですが、移動教室のとき渡り廊下で強い風が吹いて目の前で生パンを拝みました。ほとんどの女子がブルマ着用が普通だったのに無地の安っぽいシンプルなパンツが印象的でした。ちょっとヤンキーよりの子だったんですよね。

　１回目は無防備型と言えるのですが、２回目は攻撃型な気がします。２回目はこれも初恋の子なのですが、僕が教室でイスに座ってるときに、隣のイスをひょいと飛び越えた瞬間にちらっと白いものが見えました。

　わざと見せたようにも感じたのですが、まったく無防備なアクシデントのようにも見えました。

　つまり、どっちつかずのパンチラって素敵ですよねという話です。

☆ファンティアの毎週土曜１８時更新分『スポーツテストで（４）』試し読み

　万事休す。絶体絶命。四面楚歌。理はガクンと項垂れるようにして腰を落とし、膝をついて股間から手を離した。パンツだけは股に挟み込んで恥部に充てがったままだが、両手は床について、額を体育館の床に擦り付けた。

　完全な降伏を示すための姿勢、全裸土下座である。

「…くぅ」

　悔しかった。生まれたままの姿で同級生の女子たちに頭を下げるという、この上ない恥辱に頭がおかしくなりそうだ。

「大量のカエルを送り込んで申し訳ございませんでしたー。心からお詫びいたします。ごめんなさい！！」

　理（おさむ）は目をつぶりながら床に向かって大声で謝罪した。自分は１ミリも何も悪いことをしていないのに、この悪夢のような時間を与えられるなんて。この世に神はいないと思った。

「まあとりあえずいいだろう。裸になるという誠意を見せて謝罪もきちんとした。あとは反省の意を示すために生徒たちが提示した罰を受けてもらう。それでいいな？」

　キッと鷹岸（たかぎし）先生が場を取り仕切った。