「奥さん、ごめんなさいね。大事なご子息にぃ…」
そして急によそ行きの声を発して、あの女に話しかける。
「成り行きとはいえ、こんなことにぃぃ」
「いいええぇ、とんでもない。いいんですよぉ、奥さん。こんなバカ息子。どこでこんな酷い助平なことを覚えてきたんですかねえ! 若いガールスカウトの皆さんに正しい道へ導いてもらえるのでしたら、たいへんありがたいですわぁ。構いませんから徹底的にやっちゃってくださぁいぃ」
どこからあんな猫なで声みたいなのが出てくるんだろう。
とにかく僕は完全に毒親に捨てられたと考えていい。今はっきりと解った。僕を守ってくれる存在なんてこの世界には誰も居ないということだ。
悲しいというよりは、なんだかすっきりした気分だ…。
「矯正プログラムは今日明日だけでどうにかなるものではありませんからねえ。それでも大丈夫ですぅ?」
「はい、もちろんっ。何日でも何年でも、この駄目息子をまともな男にしていただけるなら、助かりますぅ。ほんとに毎日毎日オナニーばっかりしているものですからぁ。困っていたんですぅ」
「じゃあ、射精管理も必要ですねぇぇ。特別プログラムにしなきゃ。手がかかりますねぇ。男の子って」
「毎日オナニーだって…」
「ぇ……」
マキちゃんがヒソヒソとリンちゃんに何か教えていた。なんであの女の嘘を簡単に信じるんだよっ。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。絵師のフジ子さん参加で盛り上げて頂けます!
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※現在新作構想のため休載中です!
※近い内に再始動したいと思っています!
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