「わ、ケンタ。まだ裸のままじゃん。なんか歩いてる」
「きゃ…」
マキちゃんとリンちゃんの声だ。
20メートルくらい離れたところにドラム缶風呂が設置されていて、5年生・6年生のガールスカウトたちが入浴中だった。
覗くつもりはない。僕は脇目も振らずにただ川を目指す。
「え、やだぁ。まだパンツ穿いてないのにぃ」
身体を拭いていたらしいカヨちゃんが僕の存在に気づいた。
「なんでこっち来るのっ??」
「なんかゾンビみたい」
「え? 覗き?」
「ぇ、今、ちょっとこっち、ちらって見た?」
5年生の四人組が何か言っているようだった。僕は構わず川に向かっていく。当然ドラム缶風呂に入ってる女子なんて誰一人見ていない。
「ケンタくううん!!」
「!?」
どすどすと血相を変えた佐々木さんが走ってきた。
「何をしているのお!? 駄目でしょうがっ。女子は今、入浴タイムなのよお!? 近くに来ちゃ駄目でしょう! 覗きなんていんやらしい!」
「え、いや… ち、違います…」
「ちょっとこっちにいらっしゃあい! 常識というものを教えてあげるわっ」
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。絵師のフジ子さん参加で盛り上げて頂けます!
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※現在新作構想のため休載中です!
※近い内に再始動したいと思っています!
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