「いやだな、襲うなんて… そんなわけ」
「もしリンちゃんに手出したらぁ、ケンタくんなんてすぐに退学にしてあげるんだからぁ」
「……ははっ。わかってるって。そんなことするわけないだろ」
笑って対応しておいたが、一応カヨちゃんも目は笑っている。冗談で言っているんだろうが、でも心の奥底は笑っていない感じがした。リンちゃんのことが大せつだからってナチュラルに脅しをかけてくるんだよな……。義務教育で退学なんてなるわけないだろ…。
「セミセミッ」
「ほら、ケンタくんが見つけてくれたの」
マキちゃんがセミ捕りに集中している間に僕は後ずさって、帽子を目深に被り、徐々に散歩を続けている体(てい)で歩き出した。何も言わずに立ち去るのが大人の男っぽくて恰好いいだろう。
「あら、もう行っちゃうのぉ?」
カヨちゃんが目敏く見つけたらしい。視界から外れていたのに…。
「ん、んん… 行くわ、俺。ちょっと散歩してただけだしッ」
居た堪れない。もっと静かなところで独りになりたい。
「じゃ、じゃあな」
できるだけぶっきらぼうに振る舞った。やっぱり女子の前だとこんな僕でもキザっぽくなるらしい。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
本編はファンティア会員様限定で全文公開になります。▼こちらから▼
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※現在新作構想のため休載中です!
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