オナニー

檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(8.3)試し読み

「それじゃあここまで完成したら、この縄の先を、あの太い枝に引っ掛けるの。先っちょに重しをつけてね」  石を括り付けた縄の先っちょをブンッと投げて、枝の上を通過して落ちてきた。それを何度か繰り返し、ブランコのような形状にする。2本の縄で僕の体重を吊るらしい。それから補強のために補助用の縄も別の枝に引っ掛けた。 「じゃあ、三人で力を合わせて持ち上げるよ?」
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(8.2)試し読み

「わっかりましたー。任せてください。それじゃ、こういうことは年長の子に教えたほうがいいから… タオちゃん、カノちゃん。二人は一緒に来てくれる?」 「あ、はいっ」 「ハーイ」  中学生コンビの二人は怖がることもなく、元気に付いてきた。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(8.1)試し読み

「奥さん、ごめんなさいね。大事なご子息にぃ…」  そして急によそ行きの声を発して、あの女に話しかける。 「成り行きとはいえ、こんなことにぃぃ」 「いいええぇ、とんでもない。いいんですよぉ、奥さん。こんなバカ息子。どこでこんな酷い助平なことを覚えてきたんですかねえ! 若いガールスカウトの皆さんに正しい道へ導いてもらえるのでしたら、たいへんありがたいですわぁ。構いませんから徹底的にやっちゃってくださぁいぃ」  どこからあんな猫なで声みたいなのが出てくるんだろう。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.8)試し読み

「うおらああ! 捕まえたあ!!」  どすう! 「うぇえ!?」  佐々木さんに背後から思い切りタックルを受けた。ラグビーの試合でもうすぐトライだってときに潰された感じだ。 「はあはあ、悪い子ねえ! もう逃さないよ!」  儚い逃避行だった。川から上がって1分と保たなかった。  佐々木さんはそのまま僕を「よいしょお」と担ぎ上げた。 「うああ!?」
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.7)試し読み

「それであんたっ」小桜さんが半ばニヤニヤしながら怒鳴ってきた。「今夜には寝静まった女子たちに夜這いをかけてレイプしようと思ったってわけね? 今日一日ずっと動きが怪しかったものっ」  小桜さんの言動はあの女に比べると、まるで助け舟のようにも思えた。 「はいっ。あの… 寝静まった女子たちによばい? をかけてれいぷ? をしようと思いました!」  どんなに不利な証言でも拒否権というものを知らない僕はおばさんたちが作ったシナリオに沿って発言をしてしまう。  彼女たちが満足すればこの地獄が早く終わると信じていたからだろう。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.6)試し読み

「あたしの言い付けも守れなかったねー!」小桜さんが前に出てくる。「あたしに隠れていやらしいこと考えてたわけね!?」 「ぇ… あ… あ… は… は… はぅ… はいっ」 「ケンタくん、パンツを見つけたときどう思った?」東條さんも前に出てきた。「同級生の子のパンツをおかずにオナニーをしたいと思ったんじゃない? 違う?」  優しい口調だったから油断したが、東條さんも僕を責める急先鋒だ。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.5)試し読み

「女の子の前でパンツちゃんと脱げたじゃない! ほらあケンタくん! やればできるのよ! よく出来ました!! さあみんな見て。あのおちんちんでみんなを陵辱しようとしていたのよ? 怖いわねえ! 酷いおちんちんね。みんなで悪いおちんちんを科学的かつ論理的に批難してあげましょうね!」  佐々木さんは極めてマジメに言っているようだった。 「さあ? ケンタくん」 「はい…」 「まずは座ろうか? 正座よお」 「はい…」
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.4)試し読み

 おちんちんは通常時ではない。今は戦闘態勢をとったイキったおちんちんだ。戦場でもないし、敵なんてどこにも居ないのに…。  パンツを手に持っていることも、最初に全裸になったときと違う。女子のパンツを手にして、女子たちの前で勃起したおちんちんを堂々と見せつける全裸変態男子。僕は1ミリも悪くないのに、物凄い悪者になった気分だ。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.3)試し読み

「プリ●ュア泣いてる…」 「かわいそ…」  ヤヨイちゃんとツムギちゃんがこれ以上イジメないでという顔でパンツを見ていた。  センターの女キャラクターの顔が滲みになってべちょべちょだ。あの日から精通したせいで精液が出やすくなっているみたい。エッチなことなんて考えてないのに…。 「ほら、リンちゃん。ケンタくんが頭下げるところだけ見届けよう? リンちゃんのパンツ盗ってごめんなさいってするから。ね?」  東條さんだ。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(7.2)試し読み

 佐々木さんとあの女が僕の斜め前に並んで、腕を翼のように広げ、いつ僕が襲いかかってきても大丈夫なようにした。アイドルを守る警備員かのようだ。 「「「……」」」  最後に、ヨーイチたちもリンちゃんの後ろに並んでいた。僕の味方をしたいという素振りはない。同じ全裸なのに、味方ではないのだ。それもそうか、彼らのおちんちんはまったく勃っていないから…。僕だけが異常者なのだ。
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