檻 -ガールスカウトの実態-(5.3)試し読み
「どーした? ケンタ」
ビクッとした。のほほんと川辺でスマホを見ていた小桜さんが僕のすぐ背後まで迫っていた。彼女の後ろにはヨーイチとタカとトオルが素っ裸のまま付いてきていた。
「え? あ、いや。ちょっと休憩です」
「駄目でしょ」
シュッ
パチンッ
「ッ!?」
一瞬なにが起きたのか解らなかった。僕はチビたちの前で小桜さんにビンタされてしまったようだ。痛い…。少しよろける。
後からジンッと別の痛みが広がってきた。