リンちゃんとマキちゃんとカヨちゃんが身を寄せ合ってこちらを見ていた。僕がお母さんにド叱られているところを見られてしまっているよ。嫌だなぁ…。
「どうして持ち場を勝手に離れたりしたの?」
「ぁあうん、だから…」
「もしかして女の子たちと遊んでたわけ?」
「いや遊んでない…」
「まったく。キャンプに来たからってテンション上がってるのね。これだから男の子はッ」
「いや別に… 上がってなんか…」
「そんなことより、リーダーがベースキャンプ移動するって。一緒に荷物運んでくれる?」
「…ぇ。あぁ…」
「シャキッと返事しなさいッ。もう!」
「………」
僕は自然と顔が真っ赤になっていた。母親に叱りつけられる男なんて、半人前以下だろう。こんなお母さんはクラスメイトの女子に会わせたくなかった。恥ずかしいし恰好悪い。何もクラスメイトの女子の面前で怒らなくたっていいじゃないか。こんな男じゃ絶対に恋愛対象になれない。
リンちゃんがどんな顔をしているのか気になった。
「ほら行くよ」
「う…」
強引に手を引っ張られた。聴き分けが悪いわけじゃないのに、こんなに強く手を引っ張るなんて、僕を信用していないのだろうか…。
「貴女たちも他の子を連れて一旦ベースキャンプに戻ってきてー。向こうに大きな川があるから移動するよ。点呼取るからねッ」
お母さんはマキちゃんたちにそれだけ言って歩き出した。彼女たちに視線を合わせたのはその一回きりだ。
【本編に続く…】
この作品は鈴木ケンタさんが小学6年生のときに実際に体験した話です。
ガールスカウトと子供会の合同キャンプでケンタさんは母親に無理やり参加させられました。ガールスカウトの中には学校で仲のいい女子もいました。他に年頃の男子はいません。
フェミニズムが浸透した地域のガールスカウトのママさんたちが支配権を持っている状況です。低学年男児たちだけが素っ裸で川遊びをしていました。ケンタさんも男児扱いなので、裸になることを命じられ……。
小説化するに当たって実際にインタビューをして性的虐待・性的イジメのお話を伺いました。鮮烈で熾烈で過酷なCFNM体験談をchubooが領域展開(妄想展開)をして脚色させていただきました。本作も女性の絵師さん参加で盛り上げて頂けます!
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