虐待

檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(5.4)試し読み

 大人に見捨てられたくなくて無我夢中で謝った。 「すいませんでした。あの、できます。子守できます。僕…」  声が若干上ずって思いの外泣きそうになっている自分がいた。情けない…。 「ん、わかったわ。じゃあ今度はちゃんと見てるんだよ? ちっちゃい子はちょっと目を離した隙きに溺れちゃうんだから。気をつけな!」 「はい」  僕は全裸土下座を崩した。なんだろう… おちんちんに違和感があった。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(5.3)試し読み

「どーした? ケンタ」  ビクッとした。のほほんと川辺でスマホを見ていた小桜さんが僕のすぐ背後まで迫っていた。彼女の後ろにはヨーイチとタカとトオルが素っ裸のまま付いてきていた。 「え? あ、いや。ちょっと休憩です」 「駄目でしょ」  シュッ  パチンッ 「ッ!?」  一瞬なにが起きたのか解らなかった。僕はチビたちの前で小桜さんにビンタされてしまったようだ。痛い…。少しよろける。  後からジンッと別の痛みが広がってきた。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(5.2)試し読み

「うきゃきゃっ」 「キャクキャクせんぷー脚だー!」 「タカとトオルには負けないって」  四人で川の中をダッシュした。1番深いところでせいぜい太ももら辺だ。タカとトオルは首のところまでの浸かってしまうから、そこだけ気をつけてやればいい。僕は真っ裸チビ三人を引き連れて飛び込み台の岩まで走った。  手を抜いてやったけど、当然僕が1位だ。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(5.1)試し読み

「そうそう、ガールスカウトは川遊びなんてしないんだって」 「僕たちが独り占めできるっ」  少しだけ気楽になった。まだ木々の向こうに見えなくなるまで時間はかかるが、見えなくなればこっちのもの。小桜さんは残っているけど、女子たちの視線がなくなる。それだけでホッとしてしまった。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(4.5)試し読み

「うふふ、やだぁ(やだぁ。ケンタくんのおちんちん可愛いね? 縮こまっちゃってさ)」 「ぷっ。小っさ(小っせー。男子ってこんなもんぶら下げてる癖にいつも威張ってるの笑っちゃうわ)」 「ふへへぇ。赤ちゃんみたい(赤ちゃんみたいに生っ白いね。小さくて包茎で仔犬みたいに震えてるしぃ。同い年の女の子に見られてるのに、もっと恥ずかしがっておちんちん隠さないのぉ?)」  三人とも心の声が漏れ出していた。同級生に対する眼差しから歳下に対するそれに変わっていっている気がする…。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(4.4)試し読み

 ここはどうかな?  ダメそうだ。  ここはどうだろう?  駄目だ。引っ掛けるような石がない。  しばらく探してみたが、小桜さんに指示してもらったほうが早いよな…。ちらっと彼女を見ると、キャンプ用のイスを広げて電波の届かないスマホをいじり始めていた。  駄目だ。手伝う気ゼロっぽい。大富豪の奥さんって感じだ。労働なんてものは奴隷のやることと決めつけているみたい。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(4.3)試し読み

 僕はなりふり構わず走って鈴木キョウコの手から衣服を取り返しに行きたい衝動に駆られていた。でも目立ったら余計に注目される。ヨーイチみたいに普通にして目立たなくしていれば、女子たちだってずっと見ていないはずなんだ。すぐにお喋りに戻ったり、シリトリとかゲームに夢中になったり、そうだ、自然散策か何かに行くんだろッ? だったら早くみんなどっかいけよ!
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(4.2)試し読み

「いいなぁ 男子は川遊びかぁ。ウチらも水着持ってきたらよかった〜」  おっとりマイペースにアカネちゃんが僕を羨ましがった。幼い感想だと思う。僕が裸であることをヒカルちゃんとアカネちゃんはそこまで不審に思っていないのだろうか。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(4.1)試し読み

 周りにたくさん人が居るのに、おちんちん丸出しだよっ。  ぁゎぁゎッ 「フーッフーッフーッフーッ」  動悸が激しくなり、息も荒くなった。 「お兄ちゃん?」 「え…? ぁ…?」  結局、またしゃがもうと思った。そう思う前に身体が自然と動いていた。自分の全裸を女子たちに披露していることに、僕の身体が耐えきれなくなっていたのだ。
檻 -ガールスカウトの実態-

檻 -ガールスカウトの実態-(3.7)試し読み

「……」  リンちゃんは驚いてほんの少しだけ顔を背けているみたいだが、やはり興味があるのか目は見開いていて、視線もしっかりこちらに向いている。いつも喋っている友だちの裸だ。リンちゃんは同級生のおちんちんになんて、そんなに興味があるのかな? ゴクリという喉が鳴る音まで聞こえたような気がした。どうしよう… 僕、今、リンちゃんにおちんちんを見られちゃってるのか…? リンちゃんはなんとも形容のし難い表情をしていた。
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